不忘の湯(宮城県) 
ふぼうのゆ

DATA
所在地宮城県白石市福岡八宮
入浴 2017年8月
泉質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
泉温 源泉70.8度
湧出量毎分74.3リットル
PH 6.6
蒸発残留物4270mg/kg
形態 公衆浴場 男女別
効能 動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病など
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆
気軽度☆☆☆
穴場度☆☆☆
野趣度☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆

宮城県の南部、白石市の山中の別荘地に湧く「不忘の湯」に行ってきました。白石市街地からクルマで20分ほどの山の中にあります。県道254号線を北西に進み、鎌先温泉を過ぎ、こけし集落を抜けてさらに奥へと登って行きます。すると県道51号線にぶつかる少し手前に分譲中の別荘地がありました。その一角に不忘の湯があります。とても素朴というか、さりげなく建つ小さな温泉です。
夏のお盆前の週末、真っ昼間に訪れましたが、駐車場にはクルマが一台も停まっていません。正面の建物の扉は開いていて、中も照明がついているので、営業はしているようです。とりあえずクルマを停めると、愛想のよいおじさんが受け付けに出てきてくれました。どうやら普通に営業しているようです。料金を払うと浴場を案内してくれますが、正面の建物ではなく、その後ろに行くように言われました。
回り込むと木造の簡素な建物があり、その手前側が男湯、奥側が女湯になっていました。脱衣場はいたってシンプル、棚にカゴが並ぶだけのものです。すぐ隣は女湯の脱衣場です。壁は低いのですが、別に相手側が見えるわけではありません。脱衣場を抜けるとすぐ浴場です。浴場といっても内湯はなく露天風呂だけのようです。手前側にちょっとしたスペースがあり、その奥に湯舟がありました。ここでまず注目のポイントは、その湯舟の色です。
湯は薄茶色に濁っていて、湯舟の周辺は赤茶色に染まっています。鉄分やカルシウム分を多く含む温泉なのでしょうか、けっこうワイルドなインパクトがありました。また、湯舟は外側は庭木が植えられていて、広い庭園の中にいるような開放的な気分です。湯舟の湯は奥にある木の管からドバドバと大量に注がれ、そしてオーバーフローした湯が手前のパイプから排水されていました。かなりの量の掛け流しのようです。
明るくてゆったりとしていて、そんなに広いわけでもないのに開放的な雰囲気がいいです。この日は霧雨か降っていて、視界がよくありませんでしたが、高原の涼しい風が浴場を吹き抜けていて気持ちいいです。湯加減は41.5度くらいで、なかなかちょうどいい温度です。透明度は1メートルぐらいでしょうか、底は見えるので障害物は目視できます。それにしてもこんなに開放的でいい雰囲気なのですが、お客がいません。けっこう穴場なようです。
ちなみにここはシャワーなどの施設がありません。洗い場がないので体を洗うことができません。なので、入浴前にはしっかりと掛かり湯をしましょう。それから気になったことがひとつ。湯舟の手前側にはスペースがあるのですが、そこはもともと湯舟だったようです。というのも、湯の高さあたりに温泉の堆積物が付着しているのです。
角に置かれている信楽焼きのタヌキにもそれがありました。湯舟を縮小したのですかね。まぁ、脱衣所を出ていきなり湯舟だと、掛かり湯もできないから、これくらいのスペースは欲しいところですよね。結局、1時間ほどの滞在の間、後にも先にも他の客は来ませんでした。かなり穴場的な場所のわりに、インパクトのある湯なので、ここはおススメです。





Copyright(C)2018 Tetsusei 温泉天國 -Onsen Paradise- All Right Reserved.