小原温泉・岩風呂かつらの湯(宮城県) 
おばらおんせん・いわぶろかつらのゆ

DATA
所在地宮城県白石市小原
源泉名目の湯
入浴 2017年8月
泉質 単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 源泉55.9度
PH 8.3
蒸発残留物650.1mg/kg
形態 岩風呂 男女別
効能 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態など
露天風呂なし
脱衣所あり
開放度
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆
野趣度☆☆☆☆
秘湯度☆☆
素朴度☆☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 ☆☆
総合評価☆☆☆☆

夏のお盆休み、宮城県の南部にある小原温泉にやってきました。ここは白石市の山間部、国道113号線沿いにある素朴な温泉地です。開湯800年という古くから知られる温泉地だそうで、静かながらもいくつかの温泉旅館もあり、それなりに人気のある温泉地のようです。今回は真夏のど真ん中にやってきましたが、生憎の雨模様でどんよりとした感じです。しかしそのせいもあって暑くないのでとても過ごしやすいです。
今回の目的は白石川沿いにある野天風呂めぐりと、共同浴場の「かつらの湯」です。温泉街の中にある駐車場にクルマを停めて、遊歩道を歩くとすぐにかつらの湯があります。坂を下りて行くとすぐに吊り橋がありますが、そこを渡らないで、そのまままっすぐ進むと浴舎が見えてきます。立て札の下には「熊出没注意」の文字があり、それだけ自然豊かな場所にあるのがわかります。
浴場のすぐ手前にはバス停のような小さな休憩所があり、その脇に受付がありました。午前中に訪れたのですが、意外と静かで利用者も少ないです。天気が悪いことも影響しているのかもしれませんが、もっと混雑するかと思っていたので意外でした。受付を済ますと入浴券を渡されます。浴場のすぐ目の前にいるのだから、券なんか渡さなくてもいいような気もしますが、管理上の都合によるものでしょう。
浴場の前には下足箱とサンダルが用意されています。ここでサンダルに履き替えて浴場に向かうようです。手前側が男湯で奥側が女湯になっていました。大きな暖簾が目立ちますが、建物はすごく簡素です。暖簾をくぐると下へと降りる階段がありました。十数段、約2.5メートルほど降りると脱衣棚があり、そのすぐ目の前に湯舟がありました。ふとまわりを見ると天然の岩肌です。
崖の半洞窟状態の場所に湯舟がそのまま造られているようです。なんともワイルドな雰囲気です。湯舟はわりと大きめで、石タイルの岩風呂になっていました。湯舟の入口側、ちょうど下足箱の下あたりには洗い場のようなものがあり、シャワーがありますが、石鹸類は用意されていません。ここはシャンプーはおろか石鹸などの使用は一切禁止されています。
それというのも浄水施設がなく排水はそのまま川に流れ込むので、石鹸類は使えないそうなのです。なのでしっかりと掛け湯をしてから湯舟に入ります。無色透明の綺麗な湯ですが、これがけっこう熱いです。45度ぐらいあるようでしたが、ホースで水を注ぎ込んで温度を調整してくれていました。ジーンとくる熱さの中でもどこか柔らかな感触のある湯でした。
湯舟に浸かっているとあまり気になりませんが、湯の注がれているところではほんのりとミネラル臭い温泉臭がありました。肌もつるんとする湯なので、とても入り心地がいいです。熱いながらも何度も繰り返し入って長湯を楽しみました。常連さんの話によると、雨で川が増水したりすると熱くなったり、日によって温度がまちまちで、今日は熱い方だと言っていました。温度の調節も大変そうですね。ちょこちょこと客はくるものの、意外と空いていてとてものんびりと過ごすことができました。





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