二日市温泉・御前湯(福岡県) 
ふつかいちおんせん・ごぜんゆ

DATA
所在地福岡県筑紫野市湯町
源泉名市有泉源
入浴 2017年4月
泉質 単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
泉温 源泉30.8度
湧出量毎分400リットル
PH 7.9
蒸発残留物450mg/kg
形態 公衆浴場 男女別
露天風呂なし
開放度☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆☆☆
地元度☆☆☆
景色 ☆☆
総合評価☆☆☆

駅から徒歩で10分ほど、住宅街を抜けると温泉街があります。福岡県では比較的有名な温泉地ですが、意外にもとても長閑な街という印象です。駅から温泉街までは少し距離がありますが、何度か来たことがあるので、だいたいの道順はわかっています。温泉街に入るとすぐに目的地の御前湯が見えてきます。道路を挟んで正面には日帰り温泉入浴の博多湯があります。博多湯は小ぢんまりとしていますが、こちらは大きくて「どうだ」と言わんばかりのがっちりとした建物です。
いわゆる公衆浴場なのですが、温泉街の中心的存在でもあるので、とても風格があります。観光客はもとより地元の方々も日常的に通う温泉浴場とのことです。すぐ隣には公民館があることからも地元の生活に根付いた施設だというのがうかがえます。建物は鉄筋二階建て、玄関前には大きな文字で「御前湯」と書かれていて、威風堂々としたカッコいい雰囲気です。館内に入るとすぐに自動券売機があり、その先に受付がありました。
館内はとても素朴な雰囲気で、いかにも公共施設って感じの垢抜けない地味で気取らない感じが好印象です。さすがに公共施設だけあって料金が非常に安いのも魅力のひとつです。二階にゆっくりと休める休憩所がありますが、こちらは別料金になるそうです。それを含めても割安な料金なので、ゆっくりと過ごすのならその選択肢もありでしょう。脇にはちょっとしたロビーがあって正面が浴場入口です。
浴場入口前には100円リターン式のシューズロッカーがありました。暖簾をくぐると脱衣場ですが、その暖簾には「男湯」と書かれていて、その下には英語とハングルが書かれていました。九州らしさの感じられる気配りですね。脱衣場は10円玉使用のコインロッカーが並びます。とても広くてゆったりとしています。というより、シンプルで素朴な感じと表現する方がマッチしていますかね。浴室もけっこう広いです。
洗い場も20ほどあって、共同湯というよりは普通の日帰り温泉施設という感じです。ただ、ボディソープやリンスインシャンプーなどの石鹸類は用意されていないので、持参する銭湯スタイルです。もちろん受付でも販売しています。内湯のみですが、広くてゆったりとしているので窮屈な雰囲気はありません。湯舟は大きなものが2つ並んでいます。右はバブル付きです。温度はどちらも同じくらいでしょうか、無色透明の湯で極々微妙にツルッとしたやわらかさを感じます。
特に温泉情緒があるわけでも、格別な浴感があるわけでもなく、いたって普通の銭湯のような感じではあるものの、この日常的な雰囲気はとても落ち着きます。じっくりと味わっていると、温度はちょうどいいくらいなのですが、けっこう汗がたくさん出てきます。よく温まるのが実感できました。暑くなってきたので休憩したいと周りを見渡すと、洗い場側のガラス戸から外に出られるようです。
外側は小さな坪庭にベンチがひとつあるだけですが、涼むのにはちょうどいいスペースです。平日の昼間だったのでもうちょっと空いているのかと思っていましたが、けっこう賑わっていました。さすがに昼間なのでほとんどが高齢の方ばかりでした。万葉集にも詠われたという歴史のある名湯、観光ついででも気軽に立ち寄れる公衆浴場は非常に利用価値の高い存在ですね。





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