富戸温泉・城ヶ崎海岸 富戸温泉(静岡県) 
ふとおんせん・じょうがさきかいがん ふとおんせん

DATA
所在地静岡県伊東市富戸
源泉名対島温泉 対島45号
入浴 2017年3月
泉質 カルシウム-硫酸塩温泉
泉温 源泉46.1度
湧出量毎分131リットル
PH 9.5
蒸発残留物2.427g/kg
形態 日帰り温泉施設 男女別
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症など
露天風呂あり
開放度☆☆☆☆
清潔度☆☆☆☆
気軽度☆☆☆
穴場度☆☆
秘湯度☆☆
素朴度☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 ☆☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

伊東市の南東部、荒々しい景色が広がる城ケ崎海岸は、約4000年前の噴火による溶岩でできた海岸です。切り立った崖や侵食された入り江など、景勝地として有名で、多くの観光客で賑わう人気のスポットです。その近く、海沿いの県道109号線沿いにある小さな日帰り温泉施設が富戸温泉です。観光のメインとなる地域からは少し離れていることもあり、とても静かな場所にポツンとあります。
最初に知ったときには、本当にこんなところに温泉施設なんかあるのだろうかと疑ってしまったほどです。通りは対向車とすれ違うのもちょっとキツい感じの細い道です。しかもパスも通るので注意が必要です。辿り着くと温泉の幟がたくさん出迎えてくれますが、それは崖の上です。少し手前のところから急な坂道を登っていくと、駐車場と温泉施設がありました。通り沿いとはいっても少し高台に位置しているようです。
駐車場は数台分しかないので、温泉施設も小ぢんまりとしたもののようです。駐車してほどなくするとご主人らしき人が料金の徴収にやってきました。春先の天気のいい日でしたが風が冷たくて、「今日は思ってたよりも寒いなぁ」などと、世間話をしながら受付をしました。駐車場からさらに階段を上がっていくと浴舎があります。右側が女湯で左側が男湯となっています。
崖にへばりつくように木造の素朴な浴舎が建っていて、なんとも風情のあって期待が持てる佇まいです。建物に入ると下足箱のある玄関、そして脱衣所と続きます。すべてが手づくりのような素朴なログハウスのような浴舎です。木造ロッカーも一応、簡易的な鍵のかかるものとなっていました。小ぢんまりとして素朴ながらも洒落た雰囲気が漂い、センスの良さがうかがえます。
浴室に入ると外壁側に洗い場が並び、反対側に大きめの湯舟がありますが、とにかく狭いです。洗い場に人がいると湯舟の中を通らないと先にいけないくらい狭いです。でも、その狭い内湯を窮屈にさせないくらいゆったりとした湯舟がありました。お湯は掛け流しになっているようで、ジャンジャンと注がれています。無色透明の綺麗な湯で、温度もちょうどいいくらいです。サッと体を流して湯舟に浸かると、ドバーッと大量に湯が溢れ出ます。
いやはや贅沢な気分です。さらりとしていてあまり癖のないような感じの湯ですが、ほんの少し硫化水素系の臭いがあり、しっかりと温泉の雰囲気が感じられます。また、注がれる湯を少し味見してみると、若干の苦味もあり、あまり美味しくはない味です。それなりに個性的な湯のようです。浴室のさらに奥にも扉があり、そこを出ると露天風呂です。露天は岩風呂になっていました。こちらは内湯よりもゆったりとした湯舟です。
ゴロタ石をコンクリートで固めたような、手づくり感ある湯舟と、その目の前にはウッドデッキのようなものがあります。しかし、なんか心もとないような感じがするなと思ったら、ここはデッキではなく下からの目隠しだそうです。危険なので上がらないように注意書きがありました。さて、露天風呂ですが、高台に位置していることもあり、眺めはなかかなのものです。
ちょっと先には海岸があり、青い海と青い空、水平線の真正面には雄大な大島が構えています。また、このときちょうど露天の脇にある桜が満開ぐらいで、視界に入ってきます。また、正面の下に方には松の木もあり、海、空、島、桜、松、そして湯舟と、すごい絵になる景色です。残念なのはその視界のど真ん中に送電線が入ってしまっていることぐらいですかね。ボーッと海を眺めながらゆっくりと楽しむことができました。





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