清津峡小出温泉・湯処よーへり(新潟県) 
きよつきょうこいでおんせん・ゆどころよーへり

DATA
所在地新潟県十日町市小出癸
源泉名薬研の湯
入浴 2016年4月
泉質 単純硫黄温泉
泉温 源泉42.7度
湧出量毎分123リットル
PH 9.31
蒸発残留物696mg/kg
形態 日帰り温泉施設 男女別
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
露天風呂なし
開放度☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆☆☆
穴場度☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆

上越線石打駅から10kmほど、クルマで20分もかからないくらいのところに上信越高原国立公園である清津峡という景勝地があります。時間的にはすぐの場所にあるのですが、国道からそれるとそれなりに険しい山道となり、秘境ムードのある静かなところです。清津峡は富山県の黒部峡谷、三重県の大杉谷とともに日本三大渓谷のひとつとして名高い観光地です。
深い谷間に渓流が流れ、柱状節理の奇岩が両岸にそびえ立ち、荒々しくも美しい自然美を楽しむことができるので人気があるようです。この清津峡の入口には小さな温泉街があるのですが、わりとその歴史は古く、元禄年間(1688〜1704)には温泉の存在が知られていたそうです。とても辺鄙な場所ということで、温泉場として整備されたのはそれから随分と経った文久2年(1862)と伝えられているそうです。
現在では数件の旅館と日帰り温泉のある静かな温泉地となっています。その温泉街の一番奥の方、清津川のほとりに日帰り温泉施設の「湯処よーへり」があります。とても変わった名前の施設ですが、「よーへり」とはこの地域の方言で、「お湯に入りにいく」という意味があるそうです。まさに温泉施設らしいネーミングということですね。温泉街の入口に大きな駐車場があり、そこから歩いてすぐです。
日帰り温泉施設って感じではないなぁと思ったら、元は旅館だそうで、それを町が買い取って日帰り温泉施設として再利用しているのだそうです。玄関なんかも昔ながらの懐かしさが感じられるような旅館らしい造りです。全体的にほとんど改装はしていないようなので、ほぼ旅館の雰囲気そのまでした。フロントの前の階段を下りていくとすぐに浴室となります。脱衣所には棚がいくつかあるだけのシンプルなもの、また、手前に貴重品用の木造ロッカーも用意されていました。
浴室は思っていたよりも小ぢんまりとしたもので、こちらもまさに小さな旅館の浴場って感じです。石鹸類は用意されていないので、各自で用意するか、フロントで買い求めることになります。湯舟はひとつだけですが、浴室の規模から考えるとそこそこゆったりとした大きさがあります。また、外側は全面がガラス張りになっていて、内湯ながらも明るくて開放感もあります。目の前には渓谷が眺められ、のんびりと景色を楽しみながらお湯に浸かることができます。
湯はほとんど無色透明で、ほんのりと硫黄泉のような軽い感じの匂いがありました。とても綺麗な湯だなと思っていたら、よくよく見ると繊維状の湯ノ華もいっぱいあります。また、肌がつるつるとする非常に滑らかな感触の湯で、なかなか個性的でインパクトがありました。角にある湯口からはジョロジョロと湯が注がれていて、その分だけ排水されているようにも見えるので、ほぼ掛け流しのように感じました。
それにしても静かで、ただ湯水の流れる音だけが浴室内に響き渡ります。今回はゴールデンウイーク前のぽかぽかとした春先の週末に訪れたのですが、自分以外に客がいません。お湯は極上だし、静かでのんびりと贅沢な時間を過ごさせていただきました。1階の奥には休憩室がありますが、こちらはかなり広いものです。これだけの需要があるのだとすると、シーズン中はそれなりに混雑するのかもしれませんね。





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