湯野浜温泉・上区公衆浴場(新)(山形県) 
ゆのはまおんせん・かみくこうしゅうよくじょう

DATA
所在地山形県鶴岡市湯野浜
源泉名湯野浜1号、2号、3号、4号、5号、瀧乃湯新2号
入浴 2014年9月
泉質 ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉
泉温 源泉57.2度
PH 8.1
蒸発残留物5708mg/kg
形態 公衆浴場 男女別
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
露天風呂なし
開放度☆☆
清潔度☆☆☆☆
気軽度☆☆☆☆☆
地元度☆☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆

湯野浜温泉は山形県鶴岡市の海岸沿いにある温泉地です。歓楽街のようなものはありませんが、いくつもの旅館やホテルが建ち並び、とても活気付いた温泉街が形成されています。砂浜が広がる海岸では釣りや海水浴、また日本海に沈む夕日がロマンチックなど、観光客にとても人気があるようです。温泉の歴史も古く、天喜年間(1053〜1058)に傷を負った亀が海岸で湯浴みをして傷を癒しているのを漁師が発見したことから、「亀の湯」として親しまれてきたようです。
そんな温泉街には二つの共同浴場があります。そのひとつ「上区公衆浴場」にやってきました。ここは子どもの頃から何度も訪れている浴場なのですが、老朽化を機に平成22年(2010)に建て替えられたそうで、とても新しく綺麗になっていました。以前あった場所と同じところに建っていますが、以前は円形の変わった形をしていたのに対し、今のは長方形のわりとオーソドックスな印象の建物です。
あの個性的なフォルムが好きだったので、できれば同じような形状でいて欲しかったなと思いました。リニューアルしたとはいえ、規模は以前と同じくらいの小規模のものです。館内に入るとすぐに受付があり、その両サイドに男女別に浴場入り口がありました。やはりまだ新しいだけあって、すごく綺麗で清潔的な印象です。前の浴場が老朽化でお化け屋敷みたいだったので、雲泥の差です。料金は以前と比べて大幅に値上げされていますが、それでも驚くほど格安の料金で利用できます。
浴場は横に細長く、そこに長方形の湯舟があります。洗い場は出入り口近くにちょとあるだけ、湯水の蛇口が並んでいますが、石鹸類は用意されていません。銭湯のように各自で持参して利用するシステムです。といっても洗い場の数が少ないので、常連さんたちはみんな湯舟から直接湯を汲んで洗っているようでした。細長い湯舟ですが、湯舟の手前側に中途半端に木製の仕切り板のようなものがあります。
湯の注ぎ口の下流側、加水用の蛇口もあるので、熱いのが苦手な人が入りやすいように設置されているのかもしれません。湯野浜温泉は熱い湯というのも特色のひとつですが、この浴場も相変わらずかなりの熱さです。無色透明の熱い湯がジャンジャンと注がれているので、慣れていない人は加水したくなることでしょう。利用客が少ないときなどは足先をつけただけで突き刺すぐらい熱いです。まずは湯揉みをしながら攪拌(かくはん)させないとダメです。
それでも熱いですが、入れないほどではありません。浸かっているとジーンと体が痺れてくるぐらい熱いです。でも鳥肌が立つくらいキューッと身が引締まる感覚が気持ちいいです。しかしすぐにブワッと汗が噴き出してくるので長湯はできません。非常にさっぱりとした熱さなのですが、この温まり具合は半端じゃありません。それもそのはず、この温泉は塩分を多く含んでいて、まろやかなんだけどしっかりとした塩味のある湯なのです。温熱効果が絶大なので、冬場はとても重宝することでしょう。
夏場は浴後もずっと汗が引かずにいるぐらいです。それから、浴場の外側はガラス窓になっているのですが、特殊なフィルムが貼ってあるのか、今日は天気がいいのに薄曇りのように見えます。外側からみると、真っ青なガラスに見え、中の様子はまったく見えないようになっていました。以前は窓がなくて薄暗く、とても閉鎖的な雰囲気だったのですが、今の施設はとても明るくやや開放的な感じさえもありました。地元の方にも観光客にも気持ちよく利用できる施設になったのではないでしょうか。





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