蔵王温泉・太平ホテル(山形県) 
ざおうおんせん・おおひらほてる

DATA
所在地山形県山形市蔵王温泉
源泉名大平ホテル源泉
入浴 2014年9月
泉質 酸性・含二酸化炭素・硫黄-アルミニウム-硫酸塩泉
泉温 源泉42.2度
PH 1.50
蒸発残留物2723mg/kg
形態 温泉観光ホテル 男女別
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆☆
気軽度☆☆
景色 ☆☆☆☆
総合評価☆☆☆

蔵王温泉といえば樹氷やスキー場など、冬のイメージが強い、東北最大級のスノーリゾート地として有名です。温泉としての歴史も古く、1900年以上の歴史を誇り、奥羽三高湯のひとつとして古くから親しまれていたそうです。東北を代表する人気の温泉地だけあって、情緒ある温泉街が楽しめます。温泉街からほんの少し離れた山の中腹にある太平ホテルは、蔵王温泉の中でも老舗の温泉旅館です。
明治の初めに創業した「辻屋旅館」を前身に、なんと13代も続いているそうです。今回は夏の暑さも過ぎた9月中旬に立ち寄りで訪れてみました。賑やかな温泉街とは対照的に、緑に囲まれた静かな場所にあり、ゆったりと過ごせる雰囲気があります。温泉街から離れているといっても、ほんのすぐ先です。しかしながら、とても眺めのいい優雅な雰囲気があります。建物はけっこう大きく、手前側の建物にはペット館と書かれています。
なんとペットと一緒に泊まることもできる宿なのだそうです。このときもフロントのところに大型犬がいました。フロントは玄関を入って2階にあがったところにあります。浴場はフロントの左奥、突き当たりを右に向かってさらに奥へと進んだところにありました。外観は少し年季を感じたりもしたのですが、館内はとても綺麗で優雅な印象です。浴場は男女別にありますが、それとは別に貸切の露天風呂がいくつかあるようです。
このときはまだ3つしかなかったのですが、増設中ということで今後どんどん増やしていくそうです。今回は貸切露天は利用せず、大浴場を利用します。脱衣場はわりと小規模ですが、とても清潔的です。また、洗面台の水は雪解けの湧き水で飲用できるとのことでした。さっそく飲んでみると、ミネラルウォーターみたいにとても美味しい水でした。浴室はまずは内湯があります。こちらも小ぢんまりとしていますが、源泉掛け流しだそうで、循環なしを売りにしていました。
青白く白濁した綺麗な色の湯で、湯の表面には粉状の湯の華が浮いていました。けっこう熱いかと思ったら、そうでもなくちょうどいい温度でした。内湯からは大きなガラス窓越しに庭の景色が見えました。内湯ながらも明るい雰囲気です。それから露天風呂もあります。露天は扉を出るとその先の通路を抜けたところにありました。通路といってもほんのちょっとです。庭園の湯と名付けられた露天は、渓谷沿いにあってとてもワイルドというか、開放的な雰囲気がありました。
木造の湯舟は少し小さめですが、雰囲気はばっちりです。湯舟の湯は透明度が50センチほどでしょうか、湯舟の底にも粉状の湯の華が沈殿していて、かき混ぜるとみるみるうちに透明度が低くなりました。脇のパイプから無色透明の新鮮な湯が注がれていて、ちょっと味見をしてみましたが、さっぱりとはしながらもすごく酸っぱい湯です。ホテルの近くに酢川温泉神社というのがあったのですが、この酸っぱい湯が流れているから酢川になったのでしょうか?
でも酢というよりは酸味の強いワインのような感じでした。優雅に露天で寛いでいると、急に雲行きが怪しくなってにわか雨が降り始めました。すると小鳥の囀りが雨音に混じってすぐ近くに聞こえてきます。ふと見ると露天の屋根のところで小鳥がつがいで雨宿りをしていました。とても和やかな気分で温泉を楽しめました。宿の雰囲気はとてもよかったので、ぜひ今度は貸切露天を味わいに、宿泊で利用したいなと思いました。





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