蔵王温泉・源七露天の湯(山形県) 
ざおうおんせん・げんしちろてんのゆ

DATA
所在地山形県山形市蔵王温泉
源泉名カゲバタ源泉・洞門源泉
入浴 2014年9月
泉質 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
泉温 源泉42.7度
PH 1.70
蒸発残留物1424mg/kg
形態 日帰り温泉施設 男女別
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
露天風呂あり
開放度☆☆☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆☆☆
野趣度☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

蔵王温泉といえば樹氷やスキー場など、冬のイメージが強い、東北最大級のスノーリゾート地として有名です。温泉としての歴史も古く、1900年以上の歴史を誇り、奥羽三高湯のひとつとして古くから親しまれていたそうです。東北を代表する人気の温泉地だけあって、情緒ある温泉街が楽しめます。蔵王温泉名物の大露天風呂の少し下、温泉の流れる渓谷沿いに源七露天の湯があります。
ここは通年営業なので真冬でも露天風呂を楽しめる、日帰り温泉施設です。酷暑のようやく過ぎた9月中旬、ドライブがてら立ち寄ってみました。蔵王温泉街は道も細く入り組んでいるので、地図やナビがあった方が無難です。近くまで来れれば案内の看板もあるのですぐに辿り着けるでしょう。わりと広い駐車場の奥に三角屋根の建物が出迎えてくれました。9月中旬とはいえ、曇り空ということもあってか肌寒いくらいの気温です。
標高もそこそこあるので、涼しいですね。館内に入るとすぐに受付があり、右奥には休憩用のちょっとしたスペースがありました。思っていたよりも小ぢんまりとした施設でした。正面に男女別に浴場の入口があります。さっそく扉を開けて進みますが、その先に階段があり、さらに奥へと続きます。建物の裏側の少し低くなったところに浴室があるようです。脱衣所は簡素な棚にカゴ、そして洗面台が2基ありました。
シンプルですが、それなりにゆったりとした感じです。洗面台にはドライヤーはありませんでしたが、フロントで借りることができるそうです。さっそく浴室に入ると、木造の湯治場らしさ漂う内湯がありました。湯舟は中くらいの規模のものがひとつだけですが、湯舟の縁から底まで木造で、青白く白濁した湯がありました。とても綺麗な色で、とても神秘的な印象を受けました。内湯には洗い場がありません。湯舟の周りで体を洗うことも禁止されているようです。
浴室の端にカーテンで仕切られたシャワーがあり、そこでだけ体を流すことができるようです。とてもユニークなシステムですが、温泉を気持ちよく効果的に利用するための工夫だと思います。そして気になる露天風呂ですが、こちらは正面にあります。大小ふたつの岩風呂があり、どちらも十分な広さがあります。施設の規模としては小さい方かもしれませんが、十分に開放感を味わうことができる露天風呂です。
露天の奥には森があり、青白い湯と緑の森のコントラストがとても絵になっていました。手前側の小さい湯舟は、内湯からのオーバーフローのようです。とてもぬるめで、この時季でもぬるすぎると思うくらいでした。でも長く浸かっていられるので、ついつい居眠りしてしまうほどでした。奥側の大きい方の湯舟もぬるめだったのですが、夏場だからぬるめに設定されていたのですかね。
さすがにこの温度だと夏場以外は厳しいかなと思いました。それにしても静かです。お湯の流れる音と自然の音だけが響きわたり、すごくまったりとした気分でお湯を楽しむことができました。週末に訪れたのですが、この時季は紅葉にはまだ早いし中途半端なのでしょうか、訪れる人も少なかったです。特に絶景というわけでもダイナミックというわけでもありませんが、その何もない素朴さがとても気に入りました。





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