汐の湯温泉(大阪府) 
しおのゆおんせん

DATA
所在地大阪府豊能郡能勢町森上
入浴 2014年8月
泉質 含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
泉温 源泉18.4度
湧出量毎分40リットル
PH 5.9
蒸発残留物1380mg/kg
形態 温泉料理旅館 男女別
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
露天風呂なし
開放度
清潔度☆☆☆
気軽度
穴場度☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆

大阪府の北部にある能勢町。道の駅「能勢くりの里」近くには汐の湯温泉という温泉旅館があります。国道沿いにポツンと建つ一軒宿で、静かで古風な趣きのある小さな宿です。ここが大阪府の一部とは思えないほど、のんびりとした田舎風景の広がるところで、ドライブがてら遊びに来るのにもちょうど良さそうな雰囲気があります。かれこれ10年振りくらいに訪れたのですが、「大阪にもこんな湯があるんだ」と感動したのを思い出して、再訪してみました。
今回も立ち寄りでの入浴です。隣接するレストランの駐車場にクルマを停めて、テクテクと歩いて向かいます。レストランは同じ経営者なのでしょうか、こちらで食事をすると入浴の割引サービスもあるようでした。格式張った感じの純和風の玄関アプローチを抜けていくのですが、少しばかり敷居の高さを感じます。門脇の看板には「ご入泉だけでもお気軽にどうぞ」と書かれていますが、宿泊客でもないかぎり、ちょっと躊躇しそうなぐらい落ち着いた雰囲気です。
玄関を入ると受付の方が出てきて、快く出迎えてくれました。料金を払ってさっそく浴場に向かいます。廊下の先に女湯があり、その先の階段をあがった2階に男湯があります。以前の記憶が薄いのですが、1階の奥の方の浴室に入ったような気がします。後で知ったのですが、浴場は1階と2階が定期的に男女交替になるようです。浴室に向かう途中で中庭が見えるのですが、和風旅館らしいとても風情ある素朴で静かな景色が見えました。
脱衣場に入ると縦に細長い脱衣場があります。小さな宿ですが、そこそこゆったりとしたつくりです。浴室に入るとこちらは内湯のみですが、ガラス窓が大きくてとても広々とした明るい印象がありました。湯舟が左右対称に4つ並んでいるのですが、どうやら元々男女別にふたつあった浴室を壁を取っ払ってひとつにしたような感じです。片側にも脱衣所跡らしき倉庫がありました。4つ並んだ湯舟は、中央の2つが大きく、端の2つが小さいです。
また、右奥から順に、透明、赤茶色、透明、半赤茶色と、湯舟の湯の色が違います。どうやら一番左奥のが源泉で、赤茶色のが加熱したもの、その他は白湯か濾過したものでしょう。まずは加熱した方に入ってみます。透明度は15センチぐらいですかね、とっても濃厚な感じです。よくよく見ると細かな赤茶色の粉のようなものがフワフワと漂っていました。そんなに熱くもなく、とても気持ちよい温度です。窓の外を覗くと、すぐ裏を流れている小川が見えました。
大阪とは思えないなんとも静かな山の景色です。続いて源泉浴槽に入ってみます。こちらはけっこう冷たいです。18〜20度ぐらいでしょうか、いきなり入るのはつらいけど、体を温めてから入ると気持ちがいいです。こちらは浸かると底からモワモワっと赤茶色の沈殿物が舞い上がってきました。ひと粒が1ミリ程度の小さな湯の華です。角の岩からトロトロと湯がそぞかれていますが、ちょっと舐めてみると、酸っぱいというか鉄錆のような酸味がありました。
汐(しお)というからショッパイのかと思いきや、まったくしょっぱくはなく酸っぱいです。温浴と冷浴を繰り返しながら入ると、すごくさっぱりとした気分になれます。浴後、会談を降りると「サロン」と書かれた休憩室がありました。そこの入口に源泉は中庭から湧いていますと書かれていました。目の前の中庭から今でも少しずつ湧き出ているようです。地味な鉱泉ですが、とてもインパクトのある温泉でした。





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