信州安曇野穂高温泉郷・富士尾山荘(長野県) 
しんしゅうあづみのほたかおんせんきょう・ふじおさんそう

DATA
所在地長野県安曇野市穂高有明
源泉名有明厚生温泉源泉と国民宿舎有明荘源泉の混合泉
入浴 2014年2月
泉質 アルカリ性単純温泉
泉温 源泉75.4度
PH 8.5
蒸発残留物440mg/kg
形態 蕎麦屋・温泉民宿 男女別
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
露天風呂なし
開放度☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度
穴場度☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 ☆☆
総合評価☆☆☆

長野県安曇野にある富士尾山荘は、蕎麦の美味しい小さな民宿です。2月の中旬、記録的な大雪の中、温泉を求めてこの付近を温泉巡りしていたところ、県道沿いに電光サインの「入浴」の文字を見つけて、引き寄せられるように入ってしまいました。まず、ここは見たところお蕎麦屋さんのようです。民宿の文字も見えるので宿泊もやっているようです。けれど玄関前の暖簾など、どう見ても温泉施設のようには見えず、やはり食事処って感じなのです。
脇に温泉の看板もあるし、玄関の扉には入墨のある方は入浴できないとの貼紙もあるので、温泉があるのは確かなようです。本当に立ち寄りで入浴が出来るのか不安になりながらも恐る恐る中に入ってみると、やはり普通の食事処のようにテーブルとイスが並んでいました。そこで勇気を振り絞って入浴の旨を伝えると、「どうぞ」とごく普通に対応してくれます。レジのところにはちゃんと温泉の料金表もありました。
入浴料を払うと左奥にある廊下から浴場にいけるようです。途中でスリッパに履き替えて中に入ると、さらに廊下の先に浴場の入口がありました。脱衣所は非常に小ぢんまりとしていて、棚にカゴが並んだ質素なタイプです。しかも、その棚の上段部分を覆うように風景写真のパネルや温泉についての説明があったりして、地味ながらも積極的に温泉をアピールしていて、なんだか面白いです。
また、壁にも温泉に関する説明があります。中房温泉から10キロの道のりを引かれてきた温泉のようです。さっそく浴室に入ると、小ぢんまりとはしながらも只ならぬ雰囲気です。いや、別に特別におかしなところがあるわけではないのですが、なんでしょうか、何だか独特な温泉のオーラを感じるのです。手前側両サイドに洗い場があり、奥に湯舟があるのですが、湯舟のまわりは石垣のようになっています。
また、湯舟の中央にニョキッと突き出た岩の柱からはチョロチョロと源泉が注がれているのですが、柱の上にはコップがいくつか用意されているのです。どうやら飲泉も可能なようですね。無色透明の綺麗な湯で、さっそく飲んでみると、特に味があるようには感じないのですが、とにかく美味いです。いわゆる美味しい水のお湯版ですね。つい、ゴクゴクと飲んでしまいました。
また、湯はそのまま掛け流されているそうで、湯舟からもジャンジャンと溢れ出ていました。飲めるほどの湯なのに溢れて流されているのがもったいないくらいです。また、湯はツルツルとした滑らかな肌触りもあり、温度もちょうどよく、なんとも絶妙な感じです。小さな浴室ながらも、ふぅ〜っと溜息を漏らしたくなるくらいいい湯でした。すっかり温まったところで、ちょうど昼飯にもいいぐらいだったので食事をすることにしました。
蕎麦屋ということで、何がいいか悩みましたが、東日本大震災で振舞ったという「結いそば」というのがあったので注文してみました。あたたかい蕎麦で、甘い麩と細かなネギが絶妙で、とても美味しかったです。すごく素朴な雰囲気の民宿ですが、これはけっこう穴場というか大穴かもしれません。ここは湯も蕎麦も雰囲気も気に入ったので、是非宿泊してゆっくりと過ごすことをおススメします。





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