高雄温泉・おおるり山荘(栃木県) 
たかおおんせん・おおるりさんそう

DATA
所在地栃木県那須郡那須町湯本
入浴 2014年1月
泉質 含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉
泉温 源泉40.1度
湧出量毎分800.01リットル
PH 6.1
蒸発残留物941.8mg/kg
形態 温泉ホテル 男女別
露天風呂あり
開放度☆☆☆☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆
野趣度☆☆☆
人気度☆☆☆☆
景色 ☆☆☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

那須湯本温泉から温泉神社の前を通り、グングンと山を登っていった先に高雄温泉があります。高雄温泉は那須温泉郷でも那須七湯に数えられる古くから知られる温泉地です。江戸時代の万延年間(1860〜61)に開湯したと云われ、眺望の良さで現在も人気の温泉地です。ここには激安宿で有名なおおるりグループのおおるり山荘という旅館が建っています。実はこの高雄温泉は、以前はワイルドな野湯として知られていました。
元々は旅館があり、その跡地にもずっと温泉が湧き続けていたので、野湯好きにとても人気のある野天風呂でした。あれからだいぶ時が経ち、いつの間にやら旅館もできていたので、再訪することにしました。ここは宿泊料金も激安だし、どうせなら泊まってゆっくりしようとやってきました。真冬の時期なのでまわりは雪景色です。しかも宿からは午後3時を過ぎると凍結するので、遅くとも3時半までには来て下さいとのことだったので、ちょっと不安です。
実は昨年も冬に立ち寄りで来ようと近くまで来たのですが、あまりにも雪が深くて途中で引き返した経験があったのです。ところが、今回は例年よりも雪は少なく、凍結前に来れたのでわりとすんなりでした。さて、チェックインを済ませてさっそく浴場に向かいます。浴室は1階廊下の奥にあります。浴場は廊下の突き当たりに女湯、その手前に男湯がありました。さすがに大きな宿なので、脱衣所も広々としています。
とても簡素なものの棚にはカゴが並び、小さめの洗面台が並びます。浴室は横に長い大きな湯舟がドンと構え、大きなガラス窓際にあります。硫化水素の匂いがプンプンと漂う湯で、青白くというかちょっとグレーっぽく白濁した湯です。ジャンジャンと注がれ透明度は20センチくらいでしょうか、細かな粉のような湯の華が舞っていました。そしてその外側には露天風呂もあります。露天は細長い岩風呂で、冬季ということもありかなりぬる目です。
ところがこの開放感はたまりません。山の中腹にあるので、とにかく目の前の視界が開けていて、空も山も街もパノラマに広がっているのです。非常にぬるいのであまり体を出すと寒いのですが、この開放感はたまりません。実は露天風呂はこのほかにもまだあります。いや、むしろその露天風呂こそがここの名物風呂なのです。廊下の突き当たりを外に出てさらに奥へと進んでいくと、露天風呂の浴舎があります。
フロントの人は、とてもぬるいので入らない方がいいと言っていましたが、とりあえず見てみようといってみました。すると既に先客がいます。そして確かにぬるいのですが、入れないほどではありません。確かに出るときには勇気が要りますが、入っている間は気持ちよく入浴できます。そしてこの何でしょう、半端なく開放的な湯舟です。湯舟も広いので、先ほどの浴場よりも開放感がたっぷりです。
目の前に遮るものはなく、遠くの街並みまで綺麗に見え、また雪見風呂だったこともあり、とっても風情があります。いくら寒くても、いくらぬるくても、これで入らないのは損というものです。かつての野湯はここら辺にあったのてじょうかね。なんとなくそんなワイルドな面影がありました。名湯をリーズナブルに味わえる、懐に優しい温泉宿でした。





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