湯ヶ島温泉・河鹿の湯(静岡県) 
ゆがしまおんせん・かじかのゆ

DATA
所在地静岡県伊豆市湯ヶ島
源泉名西平泉 湯ヶ島29号
入浴 2013年11月
泉質 カルシウム・ナトリウム−硫酸塩温泉
泉温 源泉46.8度
形態 共同湯 男女別
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症など
露天風呂なし
開放度☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆
地元度☆☆☆☆
穴場度☆☆☆
鄙び度☆☆
秘湯度☆☆☆
素朴度☆☆☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

伊豆半島のど真ん中、湯ヶ島温泉の片隅にある「河鹿の湯」は小さく素朴な共同浴場です。前々からその存在は知っていながらも、なかなか訪れる機会がなく、今回ようやく念願かなっての訪問です。昔ながらの素朴な感じがたまらないと評判の湯なので、とても楽しみに訪れてみました。国道からは脇道にそれ、細い路地へと進んだ奥にポツンと佇む、知る人ぞ知るといった雰囲気の共同湯です。
地図を見ると路地も入り組んでいて細い感じなので、ちょっとわかりづらいかなという感じです。湯本館の隣にあるので、湯本館を目指しながらいくと、そこをさらに奥へと進んだ狩野川沿いにありました。ナビでもないと迷ってしまいそうなところにあり、道幅も細いのでクルマで訪れる際には注意しながら向かいましょう。小さな共同湯ですが、駐車場も用意されているのは嬉しいですね。
共同湯は昔ながらのというか、コンクリート製のがっちりとした小さな建物で、とても風情のある佇まいです。扉を開けて中に入ると、正面には自動券売機があり、そのすぐ脇に番台がありました。浴場は右側が男湯で左側が女湯となっているようです。脱衣場は地味というか素朴なスタイルながらもスペースは確保され、それなりにゆったりとしています。簡素な棚には籐の籠が並び、テーブルのような大きなベンチもありました。
小ぢんまりとはしながらも、清掃は行き届いているし、明るく清潔的な印象があります。ガラス戸のすぐ奥が浴室です。浴室はこちらもまた小ぢんまりとしていて、左右両サイドに3つずつ湯水のカランがあります。この素朴さとローカル感いっぱいの雰囲気が、黄色いケロリン桶にとてもマッチしていますね。中央にある湯舟は、楕円というか、円を潰したような鎖のような形をしています。
横は2.5メートルぐらいあるでしょうか、小ぢんまりとしながらも、混雑していなければ十分にゆったりと寛げます。幸い先客が出て行ったばかりだったので、のびのびと浸かることができました。湯はカエルの置物から延びたパイプからドボッドボッと音をたてながら、大量に注がれていきます。無色透明の透き通った綺麗な湯で、それがそのま惜しげもなく注がれ、湯舟から大量に溢れ出して四方八方に湯が流れていました。
そのせいか、浴室内はとても蒸していて湿気を感じます。しかしながら蒸し暑いという感じではなく、何故だかとてもうすら寒く感じます。晩秋の物悲しい景色というのもあるのかもしれませんね。サッと掛け湯して湯舟に浸かると、熱すぎない程度のちょっと熱めの湯です。さっぱりというか、あっさりとした感触の湯ですが、木目の細かさを感じる湯です。掛け流されているようなので湯口の湯を味見してみると、ハッキリとした鉱物味があります。
硬めのミネラルウォーターのような味でした。貸切状態だったので、ゆっくりと湯を楽しめました。湯舟に浸かっていると、外側のガラス窓から正面の山肌を眺めることができます。窓の外はすぐ川が流れていて、対岸が山になっているのです。晩秋だったこともあり、色褪せかけている森の木々がとても彩り豊かです。何もないのですが、なんだかとても賑やかで贅沢な気がしてくるのも不思議なものですね。





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