水上温泉・天狗の湯 きむら苑(群馬県) 
みなかみおんせん・てんぐのゆ きむらえん

DATA
所在地群馬県利根郡みなかみ町小日向
源泉名天狗の湯
入浴 2013年8月
泉質 カルシウム・ナトリウム−硫酸塩温泉
泉温 源泉42.5度
PH 8.0
形態 温泉旅館 混浴
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
露天風呂あり
脱衣所あり
開放度☆☆☆☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆
野趣度☆☆☆☆
景色 ☆☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

水上温泉は群馬県を代表する大きな歓楽温泉街です。沢山の旅館やホテル、遊技場などが建ち並んでいて、バブル時には連日活気付いた温泉街でした。バブル崩壊とともにその立地を活かした豊かな自然をうりにして、四季の移り変わりを楽しめるレジャースポットとして人気が高まっている温泉地です。「天狗の湯 きむら苑」は利根川の左岸に建つ温泉旅館です。温泉街の中心地からは少し離れていることもあり、とっても静かな自然に囲まれた温泉宿です。
ここの名物は何と言っても大きな露天風呂です。100平方メートルもあるというから、とても楽しみです。とても評判のいい宿なので宿泊も魅力的なのですが、今回は立ち寄りでの入浴となりました。日帰りの場合は利用できるのはその露天風呂だけで内湯は利用できないようです。フロントで受付をすると、露天風呂は外にあると案内されました。道路から宿に向かう坂道の途中に、鉄階段があり、そこから降りていったところに露天風呂があるようです。
さっそく階段を下りて行くと、目の前に大きな木造の小屋と囲いが見えます。小川を挟んだ対岸にあるので、露天へのアクセスもなんだかワクワクして楽しいです。大きな木造小屋は脱衣場になっているようです。手前側が女性用、奥側が男性用の出入口となっていました。中に入ると簡素で簡易的な脱衣スペースがあり、そしてすぐ脇は湯舟となっていました。しかし、よくよく見ると脱衣場こそ男女別れていますが、湯舟は巨大なものがひとつだけです。
そうなんです、露天は混浴なのでした。平日の昼間だったので、他に客はいないだろうなんて思っていたら、二組の夫婦が先客でいました。とても人気のあるところのようです。さっそく湯舟に浸かりますが、洗い場はないので桶で体をよく流してから湯舟に浸かります。手前側は脱衣場の屋根がかかっていて、奥側は完全な野天状態です。屋根のかかっている部分は小さめに囲われているようです。さっそく入ってみると、けっこうぬるいです。温度を計ってみると38度ほどしかありません。
夏場なので寒くもなく、むしろ長湯ができていい感じです。無色透明の綺麗な湯が、岩の間のパイプからザブザブと流されています。ここは自家源泉をそのまま掛け流しているそうで、とても贅沢な湯の使い方をしていますね。あまり癖のない湯なのかと思いきや、湯の注がれている近くではなんとなく硫黄泉のような軽い臭いがあるような気もします。硫黄泉ではないようですが、少し含んでいるのかもしれませんね。
ちょっと口に含んでみまるとほとんど無味なのですが、よく味わっているうちに、甘いような苦いような硬い感じの味がしてきました。せっかく広々とした湯舟なので、今度は奥側に行ってみます。ところが、こっちはさらにぬるいです。手前の湯のオーバーフローがそのまま湯舟になっているのでしょうね。夏場でしたが、立ち上がると寒く感じるくらいぬるい湯でした。こうなってくるとついつい眠くなりますよね。木々の木漏れ日やサラサラと流れる湯や沢の音が、眠気を誘ってきます。
ふと横を見ると、沢蟹が遊んでいました。とにかくワイルドでダイナミックで、なるほど人気のほどが納得できますね。こんだけ大きければ、混浴も抵抗が少ないことでしょう。ちなみに天狗の湯というわりには、脱衣場の上に小さな天狗の面がポツンとあるだけです。どうしてこんなネーミングなのかと思ったら、ここの字名(旧地名)が天狗下というそうです。天狗が舞い降りてきた所という意味でしょうか、なかなか面白そうな地名ですね。この露天にすっかり魅了され、また機会があれば来たいなぁと思うのでした。





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