石堂温泉(青森県) 
いしどうおんせん

DATA
所在地青森県八戸市石堂
源泉名石堂1号源泉(石堂温泉)
入浴 2013年8月
泉質 アルカリ性単純温泉
泉温 源泉28.8度
PH 7.8
成分総計0.451g/kg
形態 公衆浴場 男女別
露天風呂なし
開放度☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆
地元度☆☆☆☆☆
鄙び度☆☆☆
景色 ☆☆
総合評価☆☆☆

八戸の市街地、石堂にある素朴な温泉銭湯が石堂温泉です。フェリー埠頭からもほど近いこともあって、北海道に渡る前にぶらりと立ち寄ってみました。八戸市街にはいくつもの温泉銭湯があり、意外にも温泉が身近にあるところです。それぞれ個性的な温泉が多いので、期待が高まります。住所を頼りにやってくると、大きな通り沿いに面したところに建っていました。ところが建物はとてもシンプルというか質素で、建物の上部の壁は無地で看板がありません。
営業しているのか不安になるほど殺伐とした印象を受けました。看板が下ろされているんだとしたら廃業してしまっている可能性もあり、不安になりながらも近づくと、駐車場にはけっこうたくさんのクルマが泊まっています。それでも本当に営業しているのか不安になり、もう少し様子をみることにしました。しばらく様子を見てみると、お風呂道具を抱えた人が出入りしていたので、ようやくここで確信がもてました。でも、廃れているとか人気がないとかいうのではなく、むしろ反対にかなり繁盛しているようです。
中に入るとゆったりとしたロビー、そして正面に番台がありました。内側も古びた印象があるわけでもなく、それなりに賑わっていました。それでもやはり無機質というか寂しさを感じます。雑多な感じもなく妙なローカル感だけが漂っているように感じました。脱衣所は天井も高く、とてもゆったりとしています。ガラス戸越しに浴室が見え、まさに銭湯の雰囲気です。並んでいる木造ロッカーはそのほとんどの鍵がなくなっていて、鄙びたような妙な使い古された感がありました。
すごくシンプルな銭湯ですが規模はそれなりに大きく、手前側の洗い場はいくつもシマがあって大勢の人で賑わっています。上部に固定式のシャワーがあり、湯水のカランだけのシンプルな構造です。奥には横に長い大きな湯舟があり、大きなガラス窓から外の明かりが射しこんでいてとても明るい印象です。窓の外には塀との間にちょっとしたスペースがあり、半分は涼むような休憩スペースとなっていました。露天風呂はなく、ベンチが用意されているだけですが、こういうスペースがあるとゆっくりできますね。
内湯の湯舟は大小2つに区切られていて、奥の小さな湯舟はバブルバスがついています。無色透明の綺麗な湯で、浴感も質感もあまり特徴がないように感じます。また、微妙に塩素臭も感じるので、ここでちょっと不安になりました。そういえば何の疑いもなく天然温泉だと思って来たけれど、もしかして天然温泉ではないのかと思い始めました。確かに浴室内にはどこにも温泉の文字が見えません。湯を舐めてみても気になる味覚もありませんでした。
あとでよく調べてみようと、半分がっかりしながら湯舟に浸かりました。浴室の片隅には小さなサウナと、そして水風呂があります。だいぶ熱くなってきたので、水風呂に入ろうとすると、こちらの水風呂はやや黄色っぽいように見えます。しかも浸かってみると、ツルッとした浴感まであり、マイルドでしっとりとした肌触りを感じました。蛇口からもジャンジャンと流されているので、掛け流し状態です。冷たすぎず、ぬるすぎずといったちょうどいい温度の水風呂で、狭いながらも楽しむことができました。
さて、浴後に脱衣所でキョロキョロとまわりを見渡すと、壁には小さく温泉分析表が掲げられていました。ちゃんと天然温泉だったようです。湯舟では循環濾過されてしまって浴感が失われてしまっているのでしょうか、水風呂がよかっただけにちょっと残念です。しかしながら、フェリーに乗る前にサッパリできたので、使い勝手はとてもいい温泉施設だと感じました。地元の人に人気があるのも、そういった形式張らないさりげないところがいいのかもしれませんね。





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