水沢石田温泉・健康の湯(岩手県) 
みずさわいしだおんせん・けんこうのゆ

DATA
所在地岩手県奥州市水沢区寺領
入浴 2013年8月
泉質 ナトリウム塩化物泉
泉温 源泉39.8度
PH 7.6
成分総計13.35g/kg
ラドン含有量0.85×10-10ランド/kg(0.23マッヘ/kg)
形態 温泉宿泊施設 男女別
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆☆
地元度☆☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆

奥州市水沢の郊外、国道397号線沿いにポツンと建つ水沢石田温泉。水沢駅から西へクルマで5分ほど、東北道をくぐったすぐ先にあります。この辺だろうとナビを頼りにやってきましたが、一瞬、どこだかわからないほどさりげないところにあります。しかも、入口付近には自転車や古タイヤが山積になったリサイクル店舗があり、その奥にひっそりと佇んでいたので、もう潰れて廃墟になっているのかと思うぐらい地味な雰囲気がありました。
幸いにも駐車場には数台のクルマが停まっていて、ちょうど中からも入浴帰りの客が出てきたところだったので、営業しているのがわかりました。もし誰もいなかったら、既に潰れてしまったのだろうと諦めていたところでした。しかしながら、このB級感というか、少し色あせた雰囲気がたまりません。館内に入るとすぐのところに自動券売機と受付があり、受付の裏は売店、そしてちょっとしたロビーがあります。
浴場は受付をまわりこんだところにありました。館内もちょっと薄暗いというか、活気のなさがノスタルジックな雰囲気を醸し出していました。脱衣場は棚にカゴ、そして無料のロッカーも用意されています。つくりとかはしっかりとしているというか、現代風の入浴センターといった感じなのですが、やや年季を感じていました。その反面、浴室はとても明るいです。
ゆったりとした広さの内湯には、内壁側に洗い場、大きな窓際に大きな湯舟があります。手前側には水風呂とサウナも用意されてました。さっそく体を流して湯舟に浸かります。湯舟は大きくてその奥の湯口からジャバジャバと無色透明の湯が注がれています。溢れ出る感じがないので、循環されているのでしょう。ちょうどいい適温ですが、なんだか重圧感のある重たい湯に感じます。
そのうち汗がドバッと出てきました。舐めてみるとけっこう塩辛い湯です。塩分を多く含む温泉のようです。湯舟の隅にはぬる目と書かれた小さな湯舟もありました。底の部分が繋がっているので同じ湯ですが、注ぎ口はないので自然と冷まされた湯でぬるくなっているようでした。窓の外にはちょっとした庭とその先に田園風景が広がっています。
季節柄しょうがないのでしょうが、クモの巣がいっぱいで、そんなところも鄙びた雰囲気を盛り上げているように感じました。それからここには露天風呂もあるようです。こちらは岩風呂になっていました。内湯と同じように無色透明の湯ですが、露天の方が味が濃いような気がします。ほぼ海水といった感じで、湯からあがると体がベタッとするほどです。
とっても簡易なトタンの壁があり、そこから先は緑一面の田んぼと住宅が見えます。おおらかな雰囲気もまたローカルなムードを演出していました。先ほどから鄙びたとか地味とかローカルとか好き放題いっていますが、これらがけっしてマイナスな雰囲気でないところが不思議です。むしろこの温泉の魅力のようにも感じます。それぐらい不思議なトワイライトゾーンのような温泉施設でした。





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