渋沢温泉(長野県) 
しぶさわおんせん

DATA
所在地長野県上田市真田町長
入浴 2013年7月
泉質 単純温泉
泉温 源泉34度
湧出量毎分85.5リットル
PH 6.0
蒸発残留物0.626g/kg
形態 温泉施設 男女別
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆
野趣度☆☆☆
景色 ☆☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

国道144号線、群馬県と長野県の県境付近、鳥居峠の長野県側に渋沢温泉があります。国道沿いにポツンと建つ小さな温泉施設ですが、デカデカと書かれた「渋沢温泉」の黄色い看板がとても印象的です。以前からあった温泉ですが、最近改装されたのかとても小ぎれいな雰囲気の日帰り温泉施設です。県境付近ということで、それなりの山の中なのですが、国道沿いとあってそれほど秘境とかいう雰囲気でもないようです。
でも、小ぢんまりとした雰囲気は、ローカルなムードを盛り上げているように感じます。今回は群馬県の嬬恋周辺をブラブラしていた際に足を延ばしてここまでやってきました。平日の真っ昼間ということもあってか、あまり人の気配を感じません。駐車場を見る限り先客もいるようですし、営業中の看板がでているので問題ないでしょう。中に入ると正面に受付がありました。右奥に浴場があり、左側には食堂があるようです。料金を払ってさっそく温泉へと向かいました。
脱衣所には棚にカゴが並び、全体が木造の暖かみのある雰囲気です。規模のわりにゆったりとしている感じがありました。脱衣所内にはカゴしかないので、貴重品は受付前にある専用のロッカーを利用するようです。脱衣所には露天側と内湯側とに扉がありましたが、どちらも出てみると同じ廊下に出ます。その廊下を挟んで右側が露天、左側が内湯となっていました。内湯は手前両サイドに洗い場があり、ボディソープとリンスインシャンプーが用意されています。
その奥に湯舟があり、ぬる目の湯がトロトロと注がれ、大量に湯舟から溢れ出ています。全体的に小ぢんまりとしているのですが、雰囲気がいいので狭苦しさは感じません。また、浴室全体に錆びた鉄釘のような臭いが漂っています。それというのも、湯舟の湯は薄い黄土色をしていて、透明度は20センチほどです。けっこう濃厚な湯のようで、湯口から手ですくって口に含んでみると、酸味のある金属味がジワジワと広がります。思っていたよりもずっと濃厚な湯のようですね。
わりとぬる目の湯だったこともあり、ちょっと暑い日だったのですがとても入りやすかったです。続いて露天風呂にも出てみましょう。こちらは廊下の扉を開けると、下へと続く階段があります。そのまま1階分おりるくらいの高低差がありました。露天は巨石に囲まれた、大きくてダイナミックな湯舟の岩風呂です。圧迫感がありますが、狭苦しいどころかとってもゆったりとしていて開放的な露天です。
まわりを高い壁に囲まれているのですが、木目の鮮やかな壁なので山小屋風というか、嫌味でない程度の圧迫感がありました。高い壁には囲まれているものの、道路とは反対の側が谷間になっていて、その部分だけは壁もなく、眼下に流れる川を眺めることができました。川といっても大きな川ではなく、沢というような感じです。自然の中の落ち着いた雰囲気を楽しみながら湯舟に浸かることができました。ところが、壁の裏側は国道ということでクルマの往来が激しくそれなりに喧騒がありますが、気になるほどでもありません。
ちなみにこちらの湯は内湯よりもずっと色が濃く、透明度は15センチほどしかありません。露天では湯口が湯面より上には見当たらなく、あちらこちらの底からモコモコと注がれているような感じでした。また、湯の表面にはうっすらと油のようなものが浮いていましたが、これはここの温泉の成分で「渋」と呼ばれているそうです。とても個性的でインパクトのある温泉ですね。にもかかわらず、とっても空いていたのでのんびりじっくりと自然と温泉を楽しませていただきました。





Copyright(C)2015 Tetsusei 温泉天國 -Onsen Paradise- All Right Reserved.