雲見温泉・露天風呂の宿 半右衛門(静岡県) 
くもみおんせん・ろてんぶろのやど はんえもん

DATA
所在地静岡県賀茂郡松崎町雲見
源泉名三浦1号、三浦3号、三浦5号、赤井浜 混合貯湯槽
入浴 2013年3月
泉質 カルシウム・ナトリウム−塩化物温泉
泉温 源泉50.6度
形態 温泉民宿 男女別
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆
穴場度☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆

西伊豆の南部、野猿で有名な波勝崎の北にある雲見温泉は、地味ながらも沢山の民宿がひしめき合う、活気有る温泉地です。小さな民宿が密集する、ローカルムード満点の温泉地で、ひと昔前の温泉情緒が漂うとても長閑なところです。その中の1軒、民宿半右衛門は、民宿ながらも天然温泉をひき、露天風呂も備えた温泉民宿です。新鮮な魚介類をたっぷり食べられることでも定評がある宿ということで、温泉と料理に惹かれてやってきました。
宿は駐車場から路地に入ってすぐにあるのですが、このローカルな雰囲気はたまらないですね。まさに親戚の家にでも遊びに行くような、アットホームな雰囲気が漂います。チェックインをするとさっそくお風呂についての説明がありました。この宿にはお風呂が3カ所もあり、それぞれ貸切で利用するようになっていました。露天風呂だけはセキュリティ上、夜の10時までの利用ですが、内風呂は24時間利用可能というのもいいですね。
ではさっそく湯巡りを始めましょうということで、最初に一番小さな浴場から攻めていくことにします。浴場は使用する際には、入口にある札を裏返して「入浴中」にしておきます。この小さな浴場は家庭用サイズの小さな浴場です。でも家庭用の素っ気ないバスタブとは違うようです。こちらはタイル張りの湯舟で、小さいながらも洒落た雰囲気がありました。蛇口とは別に小さなパイプからトロトロと無色透明の湯が注がれていて、湯舟を満たしています。
湯舟に湯の吸い込み口がないところをみると、どうやら掛け流しのようです。うまく温度調整されているのか、少し熱めぐらいでちょうどいい温度です。すごく滑らかな湯で、それでいてとてもショッパイ湯です。海水のような塩辛さとほろ苦さがありました。続いてふたつめの浴場に向かいます。こちらは先ほどの浴場よりも広めの湯舟です。こちらは木の湯舟になっていて、大きさもゆったりとしています。やはり掛け流しになっているのでしょう。
体を沈めるとドバーッと大量に湯が溢れだし、とても贅沢な気分で入浴ができます。そして最後の浴場が露天風呂です。露天は建物の裏側に向かうような感じで隠れるようにありました。扉を開けると建物の隙間を抜けるように通路があり、そしてその奥に簡易的な脱衣場と大きな岩風呂があります。ゆったりとした大きな岩風呂で、とても民宿のお風呂とは思えないほど風情ある佇まいです。ただ、なんというかすごい開けっぴろげというか、とても大らかな開放感があります。
隣家からも見えるような気がしますし、垣根も隙間が大きかったりして、とても気恥ずかしさを感じる湯舟でした。といっても、実際には誰も見ていませんし、問題なく入浴することができます。それにしても、ゴツゴツとした岩肌がとてもワイルドでいいです。ちょっと熱めの湯だったので、長湯には向きませんが、開放的な気分に浸りながら湯を楽しむことができました。民宿であっても、こういう工夫の凝らした温泉があると、とても楽しいですね。もちろん食事は新鮮な魚介類を存分に楽しめました。つくづく民宿っていいなぁと感慨深くなってしまう宿でした。





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