浜島温泉・残酷焼の宝来荘(三重県) 
はまじまおんせん・ざんこくやきのほうらいそう

DATA
所在地三重県志摩市浜島町浜島
源泉名奥志摩浜島温泉みたびの湯
入浴 2013年3月
泉質 ナトリウム−塩化物温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
泉温 源泉25.3度
湧出量毎分52リットル
PH 7.8
蒸発残留物6.76g/kg
形態 観光旅館 男女別
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
露天風呂あり
開放度☆☆☆☆
清潔度☆☆☆☆
気軽度☆☆
景色 ☆☆☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

三重県志摩市、入り組んだ入り江が風光明媚な景色をつくりあげている浜島には、温泉施設がいくつか点在します。平成10年に掘り当てた「みたびの湯」を使用して、温泉郷をアピールしているようです。まだ新しい温泉ですが、この景色と組み合わせれば、魅力的な観光資源として重要なポイントになることでしょう。今回おじゃましたのは、残酷焼きで有名な宝来荘という観光旅館です。海岸沿いに建つ大きな旅館で、テレビなどにも紹介され人気の高い旅館のようです。
今回は立ち寄りでの入浴でしたので、残念ながら残酷焼きを味わうことができません。残酷焼きとは、伊勢えびを活きたまま網の上で焼いて食べる料理で、新鮮な旨みをそのまま食べられるのが醍醐味なんだそうです。それにしてもなかなか凄いネーミングですね。確かに残酷なのかもしれませんがね。そんなわけでその料理がこの宿の自慢の逸品だそうで、館内には有名人のサイン色紙やスナップ写真がたくさん飾られていました。
テレビでもちょくちょく紹介されているらしく、取材風景などの写真もありました。フロントで受付をしてさっそく浴場に向かうことにします。フロントでは貸しタオルも手渡されました。なかなか良心的な雰囲気です。浴場は1階奥の廊下をずっと進んだ先にありました。ここは露天のロケーションがいいという評判を聞いていたので、ワクワクドキドキです。浴室に入ると、まずは手前側に洗い場が並び、そして正面にゆったりとした湯舟がありました。
全体的にタイル張りのオーソドックスなスタイルですが、正面が開けているのでとても明るい雰囲気でした。開けているというよりも、湯舟は段々になっていて、奥へと続いているのです。壁にある説明によると、一番手前の湯舟は白湯で、二段目が天然温泉のようです。どちらも無色透明なので、見た目には違いがありません。ということでさっさと二段目へと向かいましょう。こちらは打たせ湯もあり、そして外側が大きなガラス窓になっています。
ガラス窓からは外に広がる海の景色が見え、内湯とはいえなかなか開放的な雰囲気を感じさせてくれます。でも、気になるのはそのさらに奥、ガラス越しにある露天風呂です。露天が三段目ということになるのでしょうか、また一段低くなったところにありました。露天は岩風呂になっていて、湯舟の規模も同じくらいなのですが、こちらは扉を開けた瞬間にニンマリとしてしまいそうなほど開放感のある湯舟です。まず、天井もなく正面には壁もありません。
1階とはいえ海岸沿いにあるので、外の通路よりは高い位置にあるので高い壁を作る必要がないのでしょうね。それだけに目の前の海や磯、防波堤、そして遠めに見える山影など、優雅な景色が一望できるのです。でも、屋根がないということもあり、立ち上がってしまうと背後の客室や正面の通路からも丸見えな気がします。なんか大らかな気持ちになってきますね。それというのも、キラキラと輝く海原という客席を前に、大舞台にでも立っているような、そんな気持ちになってしまうのです。
荒々しい磯、さざなみの乱反射、スッと延びた水平線、それらのコントラストが芸術的なのです。ちょっと大袈裟かもしれませんが、そういってしまいたくなるぐらい気に入りました。真昼間だったのですが、これなら夕暮れ時も楽しませてくれそうな雰囲気を醸し出していました。ただ、湯の印象はちょっと薄いです。無色透明で循環していることもあってか、あまり特徴らしい特徴はわかりません。しっとりとしているなぁと感じるぐらいですかね。でも、その分、このロケーションでポイントを稼いでいるので、是非また訪れてみたいと思ってしまいました。





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