千手温泉・千年の湯(新潟県) 
せんじゅおんせん・せんねんのゆ

DATA
所在地新潟県十日町市水口沢
入浴 2013年3月
泉質 ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温 源泉58.2度
湧出量毎分558リットル
PH 8.1
形態 日帰り温泉施設 男女別
効能 きりきず、やけど、慢性皮膚病など
露天風呂あり
開放度☆☆☆☆
清潔度☆☆☆☆
気軽度☆☆☆☆☆
地元度☆☆☆
人気度☆☆☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

十日町の市街地から信濃川を渡って対岸の高台に進むと、すぐに千手の市街地に入ります。十日町市はいくつもの温泉が湧く泉源豊かな地域ですが、中でもここにある千手温泉千年の湯は地域の方々にも支持される効能豊かな温泉施設として人気のあるところです。近くを通った際に「あら、こんなところにも温泉があるんだ」と看板で気付いたので立ち寄ってみたのですが、間が悪かったのか駐車場がいっぱいで大変な盛況振りでした。
そのときは諦めて翌日の朝一番でリトライすることにしました。ところがまだ開店前だというのに続々と人がやってきます。開店10分前にも関わらず、すでに玄関前にはすごい行列が出来ていました。しかも雪の降るとても寒い朝です。こんだけ朝から並ぶのも珍しいです。ということは評判どおりそれだけ期待できる温泉ということでしょうかね。しかし常連らしき人々も、「今日は混んでいるなぁ」と言っているところをみると、この日が特別だったのかもしれません。
開店時間になるとなだれ込むように人が入っていきます。ほとんどの人は回数券を持っているのでしょう。券売機に並ぶ人はほとんどいませんでした。ずいぶんと出遅れたなぁと思いつつ脱衣所に向かいますが、なだれ込んだ人たちは先に休憩室に向かい、席を確保しているようでした。弧を描くようにして建つ和風モダンなスタイルの建物で、手前側と中間に休憩室がありますが、奥の方には個室や家族風呂もあるようです。
脱衣場は100円リターン式のロッカーが並びます。それなりにゆったりとしているにもかかわらず、さすがに混雑しているので手狭に感じます。浴場に入るとまずは手前側にボディソープ、シャンプー、リンスの整った洗い場が並び、奥の窓側に湯舟が並んでいました。浴室内は木造で、湯舟も桧が使われているようです。ただ浴室内ではその桧の香りをかき消すように甘い香りが漂います。どうやら温泉の匂いのようです。モール系の匂いというところでしょうか。
ここは加温も循環もしていない源泉かけ流し温泉というのがウリになっているようで、それに加えて個性的な湯が自慢のようですね。湯舟は大きな主浴槽と、脇に小さな水風呂、そしてサウナがありました。主浴槽には一部にジャグジーとジェットバスがついています。ブクブクと踊っている湯は、鈍い透明感のある琥珀色の綺麗な湯です。只者でない存在感が強烈なインパクトを感じさせます。しかも、肌にスッと馴染みながらもツルツルっと肌触りの優しい湯です。
なるほどこれで掛け流しなんだから人気が出ない方がおかしいですね。露天風呂は岩畳にゴロ太石で囲った円形の湯舟がふたつあり、一方には屋根がついています。今日は生憎の雪模様で、肌を突き刺すような寒い日でしたが、湯舟に浸かっていると体は温かく顔だけが冷たく、それがまた心地よくなってきます。群集の流れのように途切れなく振り注ぐボタ雪は、幻を見るように湯面で音もなく消えていきます。
物思いに耽りながら、風情あるロケーションを楽しむことができました。ただ、温熱効果は相当なようで、大粒の汗が噴き出すほどよく温まる湯です。冬場でちょうどいいくらいなので、夏場は暑くてたまらないかもしれませんね。休憩を挟みながら1日じっくりと湯を楽しみながら過ごしたいところです。休憩室では持ち込みも可能なようで、常連客はお弁当を広げて、おしゃべりに華を咲かせていました。地元客にも愛されている交流施設だと感じました。





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