塩江温泉・いろりの宿 魚虎(香川県) 
しおのえおんせん・いろりのやど うおとら

DATA
所在地香川県高松市塩江町安原上東
入浴 2013年1月
形態 温泉宿 男女別
露天風呂なし
開放度
清潔度☆☆☆
景色 
総合評価☆☆☆

香川県の南部、徳島県との県境に近い山間に湧く塩江温泉は、歴史ある古い温泉地です。温泉発見の伝説はいくつかありますが、奈良時代の僧である行基が発見した霊泉であると伝わっているそうです。温泉街にはいくつかの温泉宿があり、観光客にも人気の温泉地です。魚虎旅館は、一本路地に入ったところ、地元の方の生活道路のような路地裏に建つ、小さな温泉旅館です。
囲炉裏で食べる食事が人気だそうで、中でも主人がさばくという猪肉料理は一見の価値ありとのこと。どんな料理が出てくるのか楽しみもあって、宿泊で訪れてみました。路地に入って駐車場にクルマを停めましたが、ここで妙なものを発見しました。というのも脇の看板のところに猪の毛皮がたくさん干されているのです。
いやはや剥製なんかはよく見るけど、「狩ってきてさばきました」的な光景は珍しいです。どんなワイルドな宿なんだろうとドキドキしましたが、小ぢんまりとはしているものの意外と清楚というか落ち着いた雰囲気が漂う和風の宿でした。チェックインを済ませたところで、さっそく浴場へと向かいます。ロビーの奥に浴場がありますが、なんとロビーは床が透明なガラスになっていて、真下を大きな鯉が優雅に泳いでいました。
ちょっとしたことですが、優雅な雰囲気がありますね。ここは小さな宿なので、浴場はひとつしかなく、家族単位で貸切で利用することになっているようです。貸切の札をかけ、さっそく中に入ります。脱衣所は思っていたよりもゆったりとしています。洗面台も広くて、大人が3〜4名ぐらいなら着替えができるでしょう。浴室に入ると、小ぢんまりとはしているものの庵治石を利用した岩風呂があります。
庵治石とは地元香川県で産出する銘石で、日本三大花崗岩のひとつといわれるほど名高い石材なのだそうです。艶や濃淡がとても綺麗で、世界的にも人気のある高価な石なのだそうな。全体が石造りの浴室ですが、石の使い方によって石の表情も変わるので、風情ある粋な雰囲気を醸し出していました。また、湯舟の奥側には小さな窓がついています。
窓の外には笹が茂っていて、ワンポイント的に情緒を演出しています。湯は無色透明でほとんど癖のない湯です。さっぱりとした感じで湯を楽しむことができました。浴後はやはり楽しみの夕食です。今回は猪肉鍋を食べたのですが、豪快に盛られた肉に圧倒され、またそのボリュームだけでなくワイルドな味もまた魅力的で大満足でした。雰囲気のいい宿で、とてもいい思い出となりました。





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