後生掛温泉(秋田県) 
ごしょうがけおんせん

DATA
所在地秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林
源泉名オナメ、モトメの湯
入浴 2012年8月
泉質 単純硫黄泉
泉温 源泉88.4度
湧出量毎分150リットル
PH 3.2
形態 温泉旅館 男女別
効能 胃腸病・神経痛・腰痛症・膝関節炎・交通事故による後遺症など
露天風呂あり
開放度☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆
鄙び度
秘湯度☆☆☆☆
異色度☆☆☆
湯治度☆☆☆☆☆
人気度☆☆☆☆☆
レトロ度☆☆☆☆
景色 
総合評価☆☆☆☆

後生掛温泉は八幡平アスピーテラインにある温泉地のひとつです。この周辺は大沼温泉や大深温泉、蒸ノ湯温泉など、野趣溢れる名湯、そして湯治宿が密集する温泉郷となっています。後生掛温泉はその中でも中心的存在で、観光客から湯治客まで幅広い客層に愛されている温泉宿です。八幡平アスピーテラインからは脇道にそれるように谷間に下りて行くとすぐに建物が見えてきます。夏休みということもあり、駐車場はすでに満車状態です。
昼真っからこんなに入浴客が多いのかとびっくりしますが、どうやら付近を散策する観光客が多いようです。駐車場の目の前が宿なのですが、土産物屋や軽食コーナーもあり、とても活気に満ちていました。今回は立ち寄りでの入浴でしたが、その場合は正面の玄関ではなく、建物の右側の坂を下って裏側に行くと受付があります。こちらは表の賑やかなイメージとは違い、湯治場的な質素な雰囲気が漂っています。料金を払うと廊下を左に左にと案内に従って進むようにと案内されます。浴場はけっこう先にあるようです。
その途中には湯治客が自炊をする部屋などがあります。けっこう利用客は多いようで、干された洗濯物や無造作に置かれた私物など、生活感のある空間となっていました。脱衣所も素朴感のある質素なものなのだろうと思っていたら、意外としっかりとしているというか、普通の旅館のような佇まいです。利用客が多いので、それなりに気配りをしているのでしょう。浴室に入るとムッとした熱気に包まれます。浴室は全体が木造の素朴なスタイルで、まさに東北の温泉場という雰囲気があります。
また、湯舟もいくつもあり、所狭しと並んでいました。7つの湯を楽しめるということで、メインとなる湯舟の他に、打たせ湯や蒸し風呂などの設備もありました。まるで、湯治場風の健康ランドですね。掛かり湯をして、さっそく片っ端から入ってみようと意気込みます。最初はやはりメインの湯舟からでしょう。浴場の中央にあり一番大きな湯舟です。青白く白濁した湯が張られています。けっこう熱いのかと思いきや、そんなこともなくちょうどいい温度です。
透明度は10センチほどでしょうか、けっこう濃厚な印象の湯です。その隣にあるのはもうひと回りほど小さくした湯舟です。こちらは気泡浴となっていました。火山の湯なんて名前が付けられていますが、なるほどグツグツと煮えたぎる火山を彷彿させますね。入口の近くにあるのは泥湯と打たせ湯です。泥湯は小さな湯舟で、さらに濃厚な湯があります。泥の中に入るというほど濃いわけではありませんが、キメ細かな泥の粒子が体を綺麗にしてくれる気がします。打たせ湯はけっこう高い位置からバシバシと落ちてきます。
3筋ほどあったのですが、首、肩、腰、足などみんな思い思いの格好で、患部に湯を当てていました。掛け湯の裏手には一段高い位置に箱蒸し風呂がありました。箱の中に入って首だけ出す蒸し風呂です。けっこう熱めの蒸気が体を包み込みますが、顔が出ているので息苦しくないのがいいですね。その奥には全身で入る蒸し風呂(サウナ)がありました。ミストサウナというよりは、本当に蒸されているような感じで全身がよく温まります。ここまでで6つの浴場がありましたが、残りのひとつは露天風呂です。
露天は建物の隙間に作られたような狭いものです。とはいいつつも、やっぱり露天はいいですね。清々しい空気がとても心地よく、気分よく浸かることができました。浴後はやっぱり清涼感が違います。とても暑いはずなのに、なんだかとても涼しく感じるのでした。浴後、館内の中庭のようなところに峠の湧き水がありました。冷たくてとても美味しい水でした。ちなみに玄関を出た坂の下には足湯施設もありました。ちょこっと温泉を味わいたいだけならこちらでもいいでしょう。





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