志張温泉・志張温泉元湯(秋田県) 
しばりおんせん・しばりおんせんもとゆ

DATA
所在地秋田県鹿角市八幡平字切留平
源泉名志張E泉、志張B泉
入浴 2012年8月
泉質 アルカリ性単純温泉
泉温 源泉44.4度
PH 8.5
形態 温泉旅館 男女別
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
露天風呂なし
開放度☆☆
清潔度☆☆☆☆
気軽度☆☆
穴場度☆☆
秘湯度☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆

国道341号線沿いに展開する八幡平温泉郷は、山間の静かな環境の中に点在する静養向けの温泉地です。いくつもの素朴な温泉が存在するので、温泉好きには魅力的なエリアとなっています。その中の一番北側、温泉郷の入口にあるのが志張温泉です。温泉郷の入口といっても、十分に山の中にある温泉地です。目指すのはここの元湯です。国道からは脇道に入っていった奥地にあるのですが、この道もけっこうな悪路です。
ずいぶんと辺鄙な場所にあるので、とても鄙びた宿を想像していたのですが、実際に辿り着いてみると、これが意外にも綺麗で立派な宿がありました。わりと小規模な宿ながらも、改装してそんなに年月を経ていないようなモダンなつくりをしていました。モダンながらも熊沢川の渓流を臨むロケーションは、まさに秘湯のムード満点です。館内に入ると造りはシンプルながらもとても清潔的です。長い廊下の奥に浴場がありました。
脱衣場には棚とカゴが並ぶとてもシンプルなスタイルですが、床から天井まで山小屋のような無垢な木目が印象的な木造です。宿の規模にしてはけっして狭くないどころかけっこう広めのように感じます。浴室に入るとこれがまたとても明るい内湯です。床も湯舟も板張りで、三方の壁がガラス窓になっています。内湯ながらも何だか妙に開放感のある浴場です。湯舟はひとつだけポツンとあるのですが、長方形のゆったりとしたもので、無色透明の湯が注がれています。
注ぎ口のところにはコップが用意されていたところをみると、飲泉も可能なようです。さっそく飲んでみましたが、わずかにミネラル臭が漂う、山水のようなまろやかな湯です。この温泉はゲルマニウムを含む温泉で、「神湯」と呼ばれる名湯とのことです。湯は掛け流しのようですが、湯舟の外には湯は溢れ出ていません。そのかわり大きなパイプが湯舟にちょこんと突き出ていて、少しずつ排水しているようでした。
さっそく掛かり湯をして湯に浸かると、とってもツルツルとした浴感の軽い感じの湯でした。加水も加熱も循環も消毒もない源泉掛け流しの湯は、まさに極上の湯なのでした。それにしても本当に静かな山の中です。湯のバシャバシャと注がれる音だけが浴室内に響き渡ります。ふと周りの風景に目をやると、浴室の奥側になにやら屋根のついた湯舟らしきものが見えます。もしかしたら露天風呂なのでしょうか。
さっそくそちらに行ってみようと思うのですが、どこにもそちらに行く通路がありません。外に通じる扉がどこかにあるだろうと内側の扉をあけると、そちらは女湯でした。考えてもみれば、川側も山側も無色透明のガラス窓です。そこが通路なら浴室が丸見えってことですよね。とても気になる存在だなぁと窓から覗いてみると、湯は入っていないようです。露天はやめてしまっているのかもしれませんね。なんだかもったいないような気がします。
ちなみにこの宿には岩盤浴の施設もあるそうです。十和田石を敷き詰めた岩盤浴で、遠赤外線による効果が期待できるそうです。さて、もうひとつ気になったことがあるのですが、宿の前にクルマを停めたとき、フワッと硫黄泉のような臭いが漂っていたのですが、浴室ではほとんど気になりませんでした。たまたま何かの臭いをそう感じただけなのかもしれませんね。





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