奥湯野浜温泉・龍の湯(山形県) 
おくゆのはまおんせん・たつのゆ

DATA
所在地山形県鶴岡市湯野浜
源泉名(1)龍乃湯1号源泉
(2)龍乃湯3号源泉
(3)湯野浜1号、2号、3号、4号及び5号並びに厚生有限会社、龍乃湯新2号
入浴 2012年8月
泉質 (1)(2)単純温泉、(3)ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
泉温 (1)源泉43.2度、(2)源泉26.5度、(3)源泉57.2度
PH (1)8.2、(2)7.6、(3)8.1
蒸発残留物(1)180.4mg/kg、(2)170.4mg/kg、(3)5708mg/kg
形態 温泉旅館 男女別
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆☆☆
気軽度☆☆
優雅度☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

海岸沿いにある湯野浜温泉からほんの少し山側に入ると龍の湯という優雅な雰囲気の旅館が見えてきます。湯野浜温泉とはほんと目と鼻の先ですが、「アルカリ性単純泉」と「塩化物泉」のふたつの自家源泉を持っているため、奥湯野浜温泉と呼ばれています。とても大きな旅館で、和風ながらもモダンなスタイルが高級感を引き立てている老舗旅館です。この宿は日帰り入浴も受け付けてくれているため、さっそく訪れてみました。
湯野浜温泉から細い脇道に入り、坂をのぼるように進んでいくとすぐに宿に到着します。とても狭い道なので運転には注意が必要です。夏休みの海水浴シーズンということもあり、けっこう沢山の利用客がいたので、気兼ねなく利用できましたが、とても立派で高級感のある宿なので、普段なら躊躇しちゃいそうな雰囲気がありました。浴場は1階のロビーを奥へと進んだところにあります。途中には足湯施設もありました。
また、浴場入口前には浴後にちょっと寛げるラウンジも用意されています。冷水機が用意されているので水分補給もできますが、一角には飲泉場もあるので源泉を味見することもできます。さっそく飲んでみるとさっぱりとして飲みやすいながらも微妙に苦味のある湯でした。脱衣所に入るとすぐ脇が大きなガラス窓になっていて、そこから露天風呂が見えました。そんなに広くもない露天ですが、湯舟がいくつかありとても風情があります。
逸る気持ちを抑えながらも、まずは内湯から攻めていくことにします。内湯も宿の規模からするとやや小ぶりにも感じますが、けっして狭くもなく、雰囲気もとてもいいものです。サッと体を洗ってさっそく湯舟に向かいますが、その手前には打たせ湯が2つありました。打たせ湯はひとつは底が浅く高い位置から落ちてくるタイプと、底が深めで半身浴をしながら打たれるタイプのものとありました。続いて内湯には2つの大きな湯舟があります。
六角形の湯舟と四角い湯舟がありますが、見た目には同じようにも見えますが実は源泉が違うようです。六角形の方は塩化物泉になっているようです。無色透明の湯なので見た目には違いがわかりませんが、浸かってみるとしっとりとした感触があります。また舐めてみるとしっかりとした塩味がありました。塩味とはいいながらもとてもマイルドで、また鉱物っぽいようなミネラル味もあったので、甘く感じるようなショッパさです。
アルカリ性の湯舟の方も、無色透明で見た目には同じですが、こちらはサラサラっとした湯で、ツルッとした浴感が味わえます。同時に二つの泉質を味わえるなんてとても贅沢な気がします。露天風呂は一番手前に少し大きめの壺湯があり、そして2段になった岩風呂がありました。岩風呂は奥の高い位置の湯舟から溢れた湯が下の湯舟に流れ込むようなスタイルです。
露天は建物の内側に囲まれるように作られていたので眺望とか期待できませんが、雰囲気は格別です。けっして開放的といえるほど広くもないのですが、うまく情緒を演出されていて風情たっぷりです。上の岩風呂には湯舟の中に木製のベンチのようなものがありました。寝湯のような形で湯に浸かると、木のぬくもりがとても心地よく桧風呂に入っているような気分にもなりました。露天にはまた、小さなサウナと水風呂がありました。
夏場の暑い時季だったので、水風呂をうまく利用しながら温泉を楽しませていただきました。また、ウッドデッキになった休み処も用意されているので、のぼせた体を涼ませながら横になると、ついつい転寝してしまうほど気持ちがよかったです。それにしても浴場だけでなく、宿全体がとても雰囲気がよく、日帰り客に対しても従業員の態度がとても丁寧だったのでとても感心しました。是非とも宿泊で利用したいと思わせる、憧れの温泉宿となりました。





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