横向温泉・森の旅亭 マウント磐梯(福島県) 
よこむきおんせん・もりのりょてい まうんとばんだい

DATA
所在地福島県耶麻郡猪苗代町若宮中ノ湯甲
源泉名神の湯
入浴 2012年8月
泉質 単純温泉(低張性中性高温泉)
泉温 源泉44.9度
PH 6.4
蒸発残留物0.392g/kg
形態 温泉ホテル 男女別
露天風呂あり
開放度☆☆☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆
異色度☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

裏磐梯から土湯方面に向かう途中、国道の土湯トンネル手前にある温泉が横向温泉です。素朴で小さな温泉地ですが、個性的な湯で人気があり、また冬はスキーリゾートとしても楽しめます。「森の旅亭マウント磐梯」は、スキー場の目の前に建つとても便利な温泉ホテルです。このホテルの大浴場には会津八湯という八つの浴槽があり、湯巡りを楽しめちゃうという自慢の温泉浴場があるとのことです。
立ち寄りでも利用することができるのですが、たまたまスケジュールがあったので、宿泊で利用することにしました。建物は7階までありますが、フロントが3階で浴場は1階にあります。浴場前には鎧兜が飾られていたり、煌びやかな調度品などもあり、とても厳かな雰囲気がありました。脱衣所はとても広々とし、古めかしい温泉分析書や温泉の歴史について書かれた板などもありました。
温泉の歴史はそうとう古いようで、平安時代後期には知られていたようです。浴場に入ると、広い内湯にはいくつかの湯舟が並んでいました。湯舟といっても、ただ大きな湯舟が区切られているのではなく、円形の湯舟や浅い湯舟など、形状の異なる湯舟が並んでいました。それぞれ湯舟の上に「会津かぶり湯」などのように湯舟の説明もあります。どの湯舟もずいぶんと年季が入っているように感じます。
それというのも、床や湯舟そのものが赤茶色や焦げ茶色に変色しているからです。湯そものものはほとんど透明(一部の湯舟では青白く濁っているようにも見える)ですが、鉄分を多く含むそうで、温泉成分の堆積によるもののようです。また、浴室全体が油臭で充満しています。鉄分の臭いというよりも、石油系の油のような臭いです。とても個性的な臭いです。そんな独特な雰囲気のせいで、内湯全体が変色してとても不思議なムードを醸し出していました。
浴場の奥には露天風呂もありました。こちらは円形の木造湯舟で、「天授の湯」とあります。大人が5〜6名ほどゆったりと浸かれる大きなものです。谷間の川沿いにあるので、とても風情があります。露天を含めると9種類ぐらいあったのですかね。男湯は以上ですが、女湯も気になります。宿泊の場合、夜中の12時で男女が入れ替わるシステムとのことなのでもう一方の浴場も楽しむことができます。
ということで翌朝はもう一方の浴場に行ってみました。こちらはまただいぶタイプの違う浴場です。内湯はけっこう小ぢんまりとしていて、とてもシンプルです。こちらの浴場のウリは何と言っても露天風呂です。露天に出ると石階段があり、その先に岩風呂があるのです。石階段も民芸調の古めかしさが風情を出していて、岩風呂にぴったりマッチしていました。そしてさらに奥には大きな岩風呂があります。
こちらは川べりにあり、心地よい山の風を浴びながら入浴が可能です。内湯にくらべ、露天の湯は少しぬるめなので、ちょうどいい温度でした。また、露天は少し白濁もしていて、内湯とは少し印象の違う湯ですが、空気に触れることにより酸化した結果でしょう。緑豊かでとてもリラックスできる温泉ですが、冬場のスノーシーズンもきっと風情が増すことでしょう。





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