湯野浜温泉・下区公衆浴場(山形県) 
ゆのはまおんせん・しもくこうしゅうよくじょう

DATA
所在地山形県鶴岡市湯野浜
源泉名湯野浜1号、2号、3号、4号及び5号、並びに厚生有限会社、龍乃湯新2号
入浴 2012年4月
泉質 ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉
泉温 源泉57.2度
PH 8.1
蒸発残留物5708mg/kg
形態 公衆浴場 男女別
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
露天風呂なし
開放度
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆
地元度☆☆☆☆
景色 
総合評価☆☆☆

湯野浜温泉は鶴岡市の海岸沿いにある大きな温泉地です。温泉の歴史はとても古く、天喜年間(1053〜1058)に漁師が海辺で温浴する亀を見つけたことから発見されたと伝えられる温泉です。その亀にちなんで、昔は「亀の湯」と呼ばれていたそうです。観光案内所のすぐ裏手にある下区公衆浴場は、小さく素朴な共同浴場です。観光案内所の正面は、ロータリーになっていてその中心には足湯施設もあります。
観光客はもっぱら足湯を楽しんでいるようですが、路地を入ってすぐのところに公衆浴場もあるので、足湯で物足りない人は気軽に立ち寄れるありがたい存在です。裏路地に隠れるようにしてある共同湯ですが、案内板もあるのですぐにわかります。入口を入るとすぐに券売機があり、入浴券を購入して番台に渡すシステムとなっていました。とっても小ぢんまりとした様子で、観光客を対象にしているというよりはやはり地元の方々を中心に利用されているような印象です。
履物を脱いで館内に入ると、ちょっとした休憩スペースがあって、その手前側に男湯と女湯の入口がありました。脱衣所は大きな棚と、カゴが用意されていました。一部に古臭いスチールロッカーもあります。ロッカーを利用したい場合は受付に申し出るように書かれていました。貴重品は持ち込まないようにするのが無難でしょう。施設が小さいわりには脱衣所はゆったりとしていました。
浴室は小さな内湯のみで、露天風呂のようなものはないようです。タイル張りのシンプルな浴室ながらも、まず目を惹くのは湯舟から大量に溢れ出る湯です。無色透明の湯がなみなみと溢れ出て、そのまま床を流れているのです。掛け流しになっているのでしょうか、とても贅沢な雰囲気です。洗い場は計6箇所と規模の小さい浴室ですが、わりとゆったりとした感じです。湯舟も奥側にそこそこの大きさのものがありますが、けっして狭苦しいという感じはありません。
湯舟の脇は大きなガラス窓になっていますが、上側は曇りガラスになっていて、下の小窓が透明です。窓の外には箱庭のようなオブジェがあり、殺風景な浴室ながらも風情を演出していました。体を流してさっそく湯舟に浸かると、これがまたけっこうな温度です。足先がジーンと痺れるようなほどよい熱さです。長湯にはむきませんが、この心地よさは格別ですね。無色透明ながらも塩分を含む温泉のようで、なめらかな塩味がありました。
飲めませんと書かれていますが、大量に溢れ出ているのでそれなりに掛け流しのように感じますがどうなんでしょうね。さすがに熱いので、しばらくすると汗が吹き出てきます。これだけ熱ければすぐにあたたまって、冬場はとてもいいでしょうね。塩気を含む湯ながらも湯上りはさっぱりで、とてもここちいい湯でした。海岸沿いにある温泉地なので、海水浴場の帰りなどにも重宝しそうです。





Copyright(C)2015 Tetsusei 温泉天國 -Onsen Paradise- All Right Reserved.