能代温泉・はまなす荘(秋田県) 
のしろおんせん・はまなすそう

DATA
所在地秋田県能代市落合字大開
入浴 2012年1月
形態 公衆浴場 男女別
露天風呂なし
開放度
清潔度☆☆
気軽度☆☆
地元度☆☆☆☆
鄙び度☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 
総合評価☆☆☆

秋田県能代市の郊外、市の中心地からは米代川を挟んで反対側、クルマで5分ほどのところに能代温泉があります。国道101号線からは海岸に向かってちょっと入ったところに数件の宿がある、とても小さな温泉地です。とても地味な印象の温泉ですが、海水浴場にも近く、また近くには公園や見所も多いので、観光の拠点にぴったりの温泉地です。はまなす荘は温泉街の奥にポツンとある温泉施設ですが、年季の入った鄙びた印象が味わえるローカルなところです。
ところが、地元の方々にはとても人気があるようで、いつも常連客で賑わっているそうです。今回は雪の積もる寒さ真っ只中に訪れました。国道は除雪してあるのでとても快適に走れるのですが、一歩路地に入ると圧雪道路となりハンドルを握る手に緊張が走ります。平日の真昼間に訪れたのですが、すでに駐車場はいっぱいで、また、けっこう出入が激しいようです。しかしながら、施設は見た目にも鄙びた雰囲気が漂っていました。
年季が入りながらも人気の高い施設というのは、温泉の質がいい証拠ということで、期待が高まります。玄関を入ると何ともいえない雑多な雰囲気があり、田舎の湯治場のような、いや、下町の駄菓子屋というか、とても不思議な異空間という印象です。ロビーの正面に受付らしき事務所?があるのですが、そのすぐ脇には食堂のメニューらしきものが並んでいます。ということは、食事もできるということですね。
見た目には食堂なんかあるようには見えないのですが、書いてあるからにはあるのでしょうね。入浴料金を払って左に行くと浴場の入口がありました。それにしてもこの鄙びた雰囲気は格別です。ほとんど下調べもしないで来たので、予想外のシチュエーションに戸惑ってしまいます。脱衣場は簡素な棚とカゴが用意されています。銭湯のような広い脱衣場で、カゴを持ってゆったりと着替えられます。
設備なんか期待できないようなところなのにドライヤーが用意されていたのはちょっと意外でした。ガラス戸の奥が浴場です。浴場は内湯のみで、まさに銭湯という感じです。男女を隔てる壁際に湯舟がひとつあり、外壁側に洗い場が並んでいます。洗い場といっても、湯水のカランだけのところもあれば、一応、シャワーのあるところもありました。また、ボディソープとリンスインシャンプーも用意されています。ちょっと前までは石鹸類は持ち込むようになっているかわりに、料金もグッと安かったそうです。
といっても、今でも十分に安い料金で利用することができます。建物は年季は入っているものの、しっかりとした鉄筋コンクリートの建物です。天井を見上げると、黒いシミだらけで、しかも、あちらこちら天井から冷たい水滴が落ちています。けっこう背中とかに当ると冷たくてビクッとするので、ちょっと苦手です。さて気になる温泉ですが、さすが人気のある湯だけあって、ジャンジャン掛け流されています。
湯舟からもサラサラと流れ出ているのですが、実はカランやシャワーもすべて温泉なのだそうです。素朴ながらも贅沢なところのようです。無色透明の湯は、とてもサラッとしていてあたりのいい湯です。温度もちょうどよく優しい感じなのに、けっこうあたたまりのいい湯のようです。浴後もポカポカ感が持続しているように感じました。それにしても入れかわり立ちかわり、常連さんがやってきます。地元に愛されている素朴な共同湯という印象でした。





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