船沢温泉(秋田県) 
ふなざわおんせん

DATA
所在地秋田県能代市浅内字船沢
入浴 2012年1月
泉質 ナトリウム−塩化物強塩泉
泉温 源泉31.0度
PH 7.4
蒸発残留物35900mg/kg
形態 温泉施設 男女別
効能 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
露天風呂なし
開放度
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆☆
地元度☆☆☆☆
素朴度☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 
総合評価☆☆☆☆

秋田県能代市の郊外、能代南インターからクルマで10分もかからない田園地帯にポツンと建つ船沢温泉は、地元で人気の温泉施設です。地図によっては載っていたりいなかったりする施設のようで、最初はぜんぜん気付かなかったのですが、いろいろ地図を見ていて気になったのでさっそく訪れてみました。場所は県道沿いにあるので、見つけにくいようなところではありません。
手持ちの地図にはなかったので、どんなに小さなところなのかと思ってやってくると、意外にもそれなりにしっかりとした施設でした。がっちりとした玄関には赤地に白抜きで「船沢温泉」と書かれています。駐車場はそこそこ広いのですが、けっこうたくさんの車で埋まっていました。温泉施設といっても観光客の来るような雰囲気ではなく、地元の方々が多く集まるような印象を受けます。駐車場の車もみんな地元ナンバーばかりでした。
館内に入ると受付があり、入浴料を払って浴場へと向かいます。正面の奥が浴室で、男女別に暖簾が揺れています。浴室前にはちょっとしたロビーもあるので、浴後にひといきつくこともできそうです。また、休憩の広間や食事処もあるようです。「最新カラオケ導入しました」なんて書かれていたので、地元の方々がのんびりと寛ぎ集う場所なんでしょうね。脱衣所はけっこう広々としていて、簡素な木造の棚にプラスチックのカゴが並んでいます。
質素な雰囲気はあるものの、けっして鄙びているとか古びた印象はありません。むしろとても清潔的なのが意外でした。洗面台も3基、家庭用タイプのものが並んでいます。浴室は内湯のみのようです。真冬だったこともあり、湯気で真っ白、濃霧状態です。洗い場は壁際にちょこっとだけ、正面に大きめの湯舟がドンと構え、女湯側の壁に水風呂がありました。角にはサウナもあります。
模様の入ったタイル床、空色のタイル湯舟で、とてもオーソドックスな浴室ですが、外側が大きなガラス窓になっているので、霞みながらも採光豊かでとても明るい印象です。さっそく体を流して湯舟に向かうと、ちょっと熱めの湯となっているようです。黄色くくすんだ色をした湯で、底まで見えるのですが透明度は高くなく、ちょっと濁ったような感じです。プンッと鼻をつく、植物系のモール臭がありました。また、湯舟に浸かっていると、チクチクと体の小さな傷が(うず)きます。
舐めてみると、けっこう塩辛い湯です。ずいぶんと濃厚な湯のようで、湯舟の縁には温泉の成分らしき付着物がこびりついていました。塩分が強いのと、浴室内が蒸していることもあって、しばらくすると暑くなって発汗作用を促すようです。浴後もポカポカとする温熱効果も期待できそうです。湯はしっかりと掛け流されているようで、ドバドバと湯がパイプから注がれています。注がれた湯は湯舟に沈められた大きな(かめ)に注がれていました。
甕の中には大きな石が詰まっています。また、甕の下には網に入れられた石が沈んでいます。どうやらラジウム石のようです。けっこういろいろと工夫がされているようですね。客層はやはり地元の方々って感じで、顔見知りが多いようなので常連客でしょう。高齢の方がほとんどでした。普段のお風呂として活用しているのでしょう。冬場はポカポカと湯冷めしないようなので、重宝しているのでしょうね。





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