浜村温泉・旅風庵(鳥取県) 
はまむらおんせん・りょふうあん

DATA
所在地鳥取県鳥取市気高町浜村温泉
入浴 2012年1月
泉質 ナトリウム、カルシウム−塩化物、硫酸塩
泉温 源泉55度
形態 温泉旅館 男女別
効能 婦人病、胃腸病、リュウマチ、神経痛、火傷、アトピー性皮膚炎など
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆☆
気軽度☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

山陰地方の民謡「貝殻節」で有名な浜村温泉は、鳥取市気高町にある人気の温泉地です。浜村温泉街はローカル色溢れるとても小さな街ですが、湯量豊富でゆったりと温泉を楽しめる、実力派の温泉地です。駅から徒歩で3分という、とても便利なところにある「旅風庵」は、新鮮な魚介類で食をもてなし、ゆったりと天然温泉で寛げるという、人気の温泉宿です。以前は浜村ビューホテルという名称でしたが、平成22年(2010年)にリニューアルされたばかりということで、さっそく立ち寄りで訪れてみました。
駅からほど近いので、本当にアクセスが楽なのがいいです。わりと重厚な印象のエントランスがあり、中規模な和風旅館という雰囲気がありました。浴場は4階にあるということで、エレベータで向かいます。エレベータ降りると、廊下の手前側に女湯、長い廊下を奥に進むと男湯がありました。浴場入口で履物を脱ぐので、浴場の混雑状況がすぐ確認できるのもありがたいですね。このときは、突然のドカ雪ということもあり、誰もいない浴場を貸切状態で利用することができました。
脱衣所は木枠の簡素な棚にプラスチックのカゴ、非常に質素でシンプルな印象です。洗面台もけっこう簡素なのですが、ヘアトニックにドライヤー、ティッシュ、綿棒、ブラシにシェーバーと機能的には充実した印象がありました。また、ハンドタオルが積まれていて、自由に使えるのもいいサービスですね。浴室は細長く、奥行きのあるものです。内壁側に洗い場が並び、長い湯舟が反対側に構えていました。
もっと小ぢんまりとした浴場を想像していましたが、けっこう大きくてゆったりとした感じです。街中とはいえ、とても静かなところなので、浴場内もトロトロと湯の流れる音だけが静かに響き渡り、街の喧騒を忘れさせてくれます。湯舟の湯は無色透明で、注ぎ口は湯舟の外には見当たりませんが、湯舟から少しずつ溢れ出ているので、掛け流しにされているようです。さらっとした熱さがあり、そしてサラッとした滑らかさのある湯という印象を受けました。
窓が大きく明るいので内湯ながらもとても爽やかさもあります。内湯からテラスに出るような感じに露天風呂があり、こちらは岩風呂になっています。そんなに大きな湯舟でもありませんが、太い竹筒から湯がトロトロと注がれていて、温泉情緒が溢れています。4階にありながらも塀で囲われているので、景色などの眺めは見えません。しかしながら緑が植えられていて、旅館の庭につくられたような癒しの演出が施されていました。
午前中はそうでもなかったのに、先ほどから突然の吹雪に見舞われてしまい、あっという間に辺りは銀世界に変わっていました。あったかい湯と冷たい雪のコラボがとても目に美しく、またとても快適で気持ちよかったです。そんな偶然のロケーションに感動しつつ、誰もいない浴場を満喫してきました。ちなみに浴場はこの男女別の浴室の他に貸切風呂もあります。廊下を男湯を過ぎてさらに奥へと進むと「おしどりの湯」という小さな露天風呂の貸切風呂がありました。
小さいながらも野趣溢れる演出が楽しいです。また、女湯の隣には階下に下りるように階段を下りたところに、大きな釜の湯舟があります。こちらは「大酒釜風呂」という貸切風呂で、酒蔵より譲り受けたという直径2メートルもある巨大な釜の風呂です。この湯舟はなかなかインパクトのある湯舟です。個性派ぞろいの湯舟が揃い、また、アットホームな雰囲気もある田舎旅館ですが、窮屈しない優雅な温泉旅を望むなら、最高の宿ではないかと感じました。





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