柳沢鉱泉・清水屋旅館(栃木県) 
やなぎさわこうせん・しみずやりょかん

DATA
所在地栃木県那須郡那須町高久乙
入浴 2011年11月
泉質 マグネシウム・カルシウム・ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
中性低張性冷鉱泉)
泉温 源泉6.3度
PH 6.43
蒸発残留物1388mg/kg
成分総計2.452g/kg
形態 温泉宿 おそらく男女別(片方の湯舟しか使われていなかった)
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
露天風呂なし
開放度☆☆
気軽度
穴場度☆☆☆☆
秘湯度☆☆☆☆
素朴度☆☆☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 
総合評価☆☆☆☆

那須ハイランドパークの南側、別荘などの分譲地の並んだ一角にポツンと佇むのが一軒宿が柳沢鉱泉の清水屋旅館です。地図に温泉マークがあったので、どんなところかと訪れることにしました。あらかじめウェブで調べてみると、どうやら日帰り入浴も可能なよう。また、入り組んだ先にあるので道に迷うとのコメントもありました。ナビを頼りにさっそく訪れましたが、なるほどしっかりと地図を確認しないと迷うかもしれませんね。
でも、ところどころに小さな案内表示も出ていたので、明るいうちなら迷わずに来れそうな感じです。周囲は分譲地といいながらも名前の札があるだけで、空き地というか林になっているところが多く、ポツンポツンと洒落た建物が建ったいました。ところがその最深部にやってくると、突然、鄙びかけた感じの旅館があるのです。わりと古くから営業している宿なのでしょうか。そこそこ寂れた雰囲気はありましたが、客室などは綺麗な印象です。
平日に訪れたこともあり、先客らしき人影はありません。鉱泉ということで沸かさなきゃならないので、客がいないというのは営業していないかもしれないわけで、おそるおそる玄関を開けてみます。鍵は架かっていなく、奥に人の気配もしますがまだ安心できません。声をかけるとすぐにおばさんが出てきました。「入浴はできますかぁ?」と恐々聞いてみると、「入れますよ」って軽く返され、よかったと安堵の溜息がでました。
入浴料金を払うと左奥の浴室に案内されました。浴場は男女別なのだろうか、2つありましたが、片方には湯が入っていないようです。客が多いときや宿泊者がいるときには両方入るのかもしれません。窓に面した脱衣場で、簡素な棚があるだけで、とても狭いのですが明るいです。足元のマットもとても綺麗で、清潔的な印象です。けっこう鄙びかけているようなところってマットがクタクタで腐りかけているところが多いですが、ここはしっかりと綺麗で好印象です。
ガラス戸をあけるとすぐ浴室です。小さな浴室ですが、こちらも窓際にあり、とっても採光がよく、明るい印象です。3〜4名ほど入れるかな?という小さな湯舟がひとつ、そして洗い場があるだけのシンプルなものですが、石垣風の壁で雰囲気も悪くありません。また、なによりも外の景色が見えるのがいいです。景色といっても裏山が見えるだけなのですが、晩秋に訪れたので赤や黄色に色づいた葉っぱが、とてもカラフルで色艶やかでした。
そして、なによりも気になるのがその湯舟の湯です。オレンジ色っぽくも見える黄土色をした湯で、その表面には薄い白い膜がびっしりと覆っているのです。どうやらカルシウムなどの結晶のようですね。シャリシャリとカキ氷のような肌触りがあり、かき混ぜると沈んでしまいます。さっそく湯舟に入りますが、けっこう熱めです。湯舟の奥側にグルグル巻きになった管が見えるのですが、熱した湯か何かを通して湯舟の湯を加熱しているようです。
こうすると湯舟の湯を薄めたりする必要もなく加熱できますね。脇には蛇口があり、それを捻ると源泉らしき水がでてきました。無色透明の水ですが、しょっぱいようなすっぱいような舌の先を刺激するような炭酸系の風味のある水です。かなり個性的な湯で、こんな湯がこんなところに隠れていたかぁと、宝物でも探し当てたかのような嬉しさを感じました。それにしても静かで、他に入浴客らしき人もまったく訪れる気配がありません。
ザザーッと脇を流れる沢の音がするだけで、まったりとした時間を過ごすことが出来ました。こんなにいい湯なので、しっかりと宣伝すれば客も絶えないだろうと思うのですが、どうなのでしょう?訪れたのが平日だったので空いていたのですかね。宿泊してじっくりと湯を味わうのもいいかなと思う、いい湯でした。





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