谷津温泉・薬師の湯(静岡県) 
やつおんせん・やくしのゆ

DATA
所在地静岡県賀茂郡河津町谷津
源泉名谷津38号
入浴 2011年10月
泉質 ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉
泉温 源泉100度
PH 8.6
形態 温泉ペンション 男女別
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆☆
気軽度☆☆
穴場度☆☆☆
異色度☆☆☆
景色 ☆☆
総合評価☆☆☆

伊豆半島の東海岸南部、河津にある谷津温泉は、ガイドブック等でも小さく扱われがちな地味で目立たない温泉地です。ところがその歴史はとても古く、奈良時代の僧、行基による開湯伝説があるそうです。また、豊富な湯量を誇り、河津浜温泉や今井浜温泉の湯元として陰の実力者的存在のようです。谷津温泉には温泉街というような歓楽街はなく、宿が点在しています。「薬師の湯」は集落を抜けたところにあるペンション型の宿泊施設です。
幹線道路沿いにも大きく派手な看板が出ているので、それなりに目立つ存在のようです。さて、その看板につられてさっそくやってくると、想像していたよりもずっと普通なペンションです。「薬師の湯」というネーミングと如来というよりは観音様のようなイラストが書かれた宗教的な看板が印象的だったので、もっと怪しげなものを想像してしまっていました。ところが、建物の奥にある駐車場の真裏からは濛々と豪快に湯けむりがあがっています。
源泉がそこにあるのでしょうが、只者ではないような様子です。さっそく館内に入って入浴することにします。ここは普通のペンションですが、外来入浴OKのようです。フロントで受付をするとタオルを渡され、いざ浴室に進みます。廊下の突き当たりに浴場があり、右側が男湯で左側が女湯となっていました。小さな宿なので、浴場の規模もそんなに大きいわけではありません。脱衣所は棚にかごが並び、広めの洗面台があるだけのかなりシンプルな構成です。
浴場に入ると、手前側両サイドに洗い場があり、奥に湯舟がありました。湯舟は岩風呂になっていて、床も大小さまざまな形の石畳になっています。壁は真っ白で模様などもなく、非常にシンプルな印象を受けました。さっそく体を流してから湯舟に浸かります。ちょっと熱いかなと思いましたが、表面が熱いだけで下の方はそんなに熱くもありません。角にある湯口からトロトロと湯が注がれていますが、こちらはけっこうな熱湯のようです。
注がれる湯は熱いため、いきなり湯舟に広がるのではなく、小さな囲いの中に注がれ湯舟に注がれているようです。また、湯舟の湯はそのまま床にあふれ出ていて掛け流されているようです。無色透明の透き通るような印象の湯で、サラサラっとした軽い感じの湯です。湯口の周辺は真っ白な付着物があり、それなりに濃厚な温泉のようです。とても小ぢんまりとした浴室ですが、そのすぐ外側には露天風呂もあります。
露天風呂と書かれた扉が湯舟の奥にあるので、湯舟の中を通って外へと出ます。こちらも小ぢんまりとした小さな湯舟ですが、岩風呂のとても風情あるものです。板の壁で取り囲まれているので開放感は少ないですが、緑も周囲に植えられていて、雰囲気もまずまずです。こちらも内湯と同じように掛け流されているようです。湯の投入量が内湯よりも少なかったので、少しぬるめでゆっくりと過ごすことができました。
ときおりすぐ脇を電車が通ります。伊豆急行の線路がすぐそばなのですね。行き交う電車を眺めながら大らかに湯を楽しめました。ちなみにこの施設には岩盤浴の設備もあります。別料金になりますが、じっくりと汗を流しながら温泉を楽しみたい人はそちらもいいですね。また、ダイビング練習用のプールもあったりと、さすがレジャー王国伊豆のペンションだなぁと感じます。レジャーに温泉に、とてもありがたい温泉施設です。





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