積翠寺温泉・坐忘庵(山梨県) 
せきすいじおんせん・ざぼうあん

DATA
所在地山梨県甲府市上積翠寺町
入浴 2011年10月
形態 温泉旅館 男女別
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆☆
気軽度☆☆
穴場度☆☆☆
野趣度☆☆☆☆
秘湯度☆☆☆☆
優雅度☆☆☆
景色 ☆☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

甲府の市街地からクルマで15分ほど、武田神社を通り抜け太良ヶ峠に向かう途中に積翠寺温泉があります。県道が続いていますが、周囲はすっかり山、といった緑豊かなところです。積翠寺温泉には要害という旅館がありますが、さらに山の奥に入ったところにあるのが、坐忘庵という温泉旅館です。こちらは古湯と呼ばれているようです。また、隠れ宿ということでとても人気があるようで、旅行会社からも顕著な実績や評価があったとして受賞されているそうです。それにしてもここはアクセスが大変です。
県道脇から険しい山道を1キロほど登っていかなければなりません。クルマもすれ違うことができないほど狭い道で、所々に待避所が設けられているほどです。タイヤの焦げる臭いが鼻を突きはじめる頃にようやく宿が見えてきました。それにしても秘境ともいえるこんな山奥に、これまた優雅な大人の雰囲気を醸し出している立派な旅館が建っています。しかも、玄関では丁重なお出迎えまであります。せちがらい世の中、何もない自然と静寂を味わえだけでも贅沢なのに、さらに居心地まで優雅にさせてくれるとなると、本当に贅沢な気がしてきます。
どの従業員も丁寧で礼儀正しいので、恐縮しながらもまずは本命の温泉に向かいます。浴場は大浴場、露天風呂と、2カ所あるようです。まずは大浴場に向かいます。こちらはフロント左側の廊下突き当たりのエレベータを地下2階に下りていきます。地下といっても斜面に建つ宿なので、地上ですから安心です。そんなに大きな旅館というわけでもないので、脱衣所もシンプルで小ぢんまりとしています。洗面台は広々としていて、シェーバーから綿棒まで、アメニティグッズもしっかりと整っています。
嬉しいことに、給茶機が用意されていて、ほうじ茶、緑茶、麦茶、それぞれホットとアイスが飲めるようになっていました。風呂上りの水分補給も万全です。浴場は、両サイドに洗い場があり、手前側には小さなサウナ、そして奥に湯舟があります。湯舟は大きなガラス窓際にあり、そこから先ほど登ってきた山道と駐車場が見えました。駐車場からは少し距離があるとはいえ、丸見え状態です。開放的でのどかな雰囲気さえ感じました。
ちなみに女湯はガラス窓の一部に特殊フィルムを貼っているので、外からは見えないように工夫されているそうです。湯舟は左右2つに区切られていて、一方はバブルバスになっています。無色透明の湯ながらも、サラッとした軽い印象の湯が心地いいです。続いて、気になる露天風呂に向かいます。露天風呂は館内の反対側にあるので、衣服を着てからの移動となります。フロント右側の奥に、露天風呂への出入口がありました。露天風呂は非常階段のようなところから出て行きます。宿泊の建物とは別棟になっているようです。
裏山に面した宿の陰に風情のある湯小屋がありました。小屋というよりは、露天なので壁に囲われている感じですかね。こちらは簡易的な脱衣所と岩風呂の湯舟があるだけです。洗い場は用意されていないので、浸かるだけの施設ということです。湯舟は細長い形をしていて、奥側から熱めの湯が注がれていました。源泉露天風呂と書かれているところを見ると、掛け流しなのでしょうか?確かに少しずつ湯が溢れ出ていました。サラッとした感じは同じで、それでいてしっとりとしたような滑らかさもあります。
露天は中規模程度で、広すぎず、狭すぎずって感じです。ここは夜間は男女とも貸切風呂になるそうです。貸切でこれを使うのもとても贅沢ですね。といいながらも、ちょうど誰もいなかったので、私も貸切状態でしたが…。それにしても優雅です。静寂のおもてなしと謳っていましたが、まさにその通りです。今回は立ち寄りでの入浴だったのですが、帰るのが惜しいくらいです。宿の雰囲気はいいし、環境もいいし、温泉もある。となると料理も気になりますよね。せっかくだったら宿泊してのんびりと過ごさなきゃ損って感じの宿でした。





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