裂石温泉・雲峰荘(山梨県) 
さけいしおんせん・うんぽうそう

DATA
所在地山梨県甲州市塩山上萩原
入浴 2011年10月
泉質 単純温泉
泉温 源泉26.6度
湧出量毎分55.7リットル
PH 9.90
形態 温泉旅館 内湯:男女別 露天:混浴
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆
野趣度☆☆
異色度☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆

山梨県甲州市にある裂石温泉は、丹波渓谷に向かう大菩薩ライン(国道411号線)沿いにある温泉地です。天平17年(745年)に行基が開創した古刹、裂石山雲峰寺の境内かせ湯が湧き出るという、「雲峰の霊泉」としても知られる温泉だそうです。山道へと続く上り坂の途中にポツンと佇む一件宿ですが、優雅な雰囲気たっぷりの秘湯です。国道からはカーブの途中にある狭い脇道を下りていきます。ちょうどすぐ脇に休憩用のパーキングがあるので場所はとてもわかりやすいです。
ところが、その脇道というのは急勾配でなおかつとても狭いのです。対向車はすれ違うことができないので、ドキドキしながら先に進みます。川を渡るとすぐに宿です。とても静かな環境でゆったりとした落ち着いた雰囲気があります。ここは温泉旅館ですが、立ち寄りでの入浴も受け付けてくれます。繁忙期はお断りされることもあるようで、実は今回が三度目の挑戦なのでした。今回は平日だったこともあり、混雑はしていないようです。
坂道をのぼって建物に向かうと、玄関には「日本秘湯を守る会」の提灯がぶら下っていました。かなり汚れて年季を感じますが、期待が高まりますね。玄関に入るとフロントがあり、入浴を受け付けてくれます。料金は高くないのですが、内湯か露天風呂のどちらか一方しか利用できません。また、1時間という時間制限もあります。せっかくいい天気だったので、迷わず露天風呂を選択します。小さな紙に入浴制限時間が書かれたものを渡されました。
脱衣カゴの見えるところに置いておくようです。露天は建物とは別のところにあります。先ほど渡ってきた赤い橋の向こう側に露天風呂があると説明されました。赤い橋を渡ると「甲州弁こみち」と書かれた通路があり、その所々に木の札がかけられていて、方言が書かれていました。何だかとても面白いので、ついついどれも読んでみたくなります。ちょっとした遊び心があっていいものです。露天はその先の建物にありました。
わりと小ぢんまりとした建物で、あがるとすぐ右側に浴場入口があります。右側が男性で左が女性の脱衣所です。脱衣所はとても小ぢんまりとしていて狭いです。脱衣所の規模からするとそんなに大勢は入れませんね。なるほどこれなら繁忙期は制限されても仕方ありません。そして露天に出ると、目の前には巨石が覆いかぶさった岩風呂がありました。大きな岩が屋根のように湯舟を覆っていて、とてもダイナミックな印象です。湯舟は2つあり、手前側の巨石屋根の先にも湯舟があります。
そんなに小ぢんまりとした印象はなく、とてもワイルドな開放感がありました。ところがこの露天は、実は混浴になっているのです。脱衣所はそれぞれ男女別になっていますが、露天にもそれぞれ扉があり、同じ露天風呂に出ます。混浴だとすると、やはり少し狭いようにも感じます。カップルや夫婦で訪れるにはいいですが、ひとりで入るには勇気がいりますね。ところが、幸いにも先客はいません。ゆっくりと独り占めで湯舟を楽しむことができました。
それにしても優雅です。サラサラと流れる湯と自然豊かな雰囲気がとてもマッチしています。すぐ脇には川が流れているのですが、ちょうど真下に小さな滝があるようで、ザザーッと流れるせせらぎが聞こえます。また、湯舟に注がれる湯水もサラサラと注がれ、湯水の流れる音だけがこだましていました。1時間という時間制限ですが、とてもゆっくりと時間も流れているように感じました。宿の雰囲気もとてもよかったので、今度は是非とも内湯にチャレンジしてみたいです。





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