島道鉱泉(新潟県) 
しまみちこうせん

DATA
所在地新潟県糸魚川市島道
入浴 2011年10月
形態 鉱泉宿 男女別
露天風呂なし
開放度
清潔度☆☆☆
気軽度
穴場度☆☆☆☆
鄙び度☆☆☆
秘湯度☆☆☆☆☆
素朴度☆☆☆☆☆
景色 
総合評価☆☆☆☆

新潟県能生の山の中にポツンと建つ島道鉱泉は、登山客に親しまれている鉱泉宿です。鉾ヶ岳には荒々しい登山道でスリル満点の登山ルートがあり、眺望の素晴らしさにも定評があるそうです。鉱泉宿は登山道の入口に建っているので、登山・ハイキングの帰りに汗を流すのにとても便利です。今回は別に登山をするわけでもなく、鉱泉入浴目的でやってきました。能生の海岸側から県道に入り、さらに細い山道へと向かいます。
途中は対向車とはすれ違うこともできないほど細い山道です。ドキドキしながらさらに奥へと進んでいくと、ようやく登山道の下まで出てきました。ところがここから先がまた細くて急な上り坂です。非力なクルマはかなり苦労することでしょう。クネクネと坂道を登りつめるとようやく宿が見えてきました。宿といっても本当に素朴な昔ながらの木造の宿です。タイムスリップしたかのような素朴でどこか懐かしさ漂う情緒がありました。
登山道入口の手前に数台の駐車スペースがあるので、そこを利用します。昼間ですが、他に利用客はいないようでとても寂しい雰囲気がありました。入口には宿泊・日帰りは予約するようにと書かれています。突然来てしまったので、対応してくれるかどうか不安になりながらも声をかけると、快く受け入れてくれました。ちょうど入ったところの正面が浴室のようで、扉に男湯と書かれていました。脱衣所は簡素な棚があるだけで、狭苦しいものですが、これも外観にはぴったりで、情緒すら感じます。
浴室も狭いけれども天井の高くなった、通気性抜群の浴舎になっています。小さな湯舟と手前に小さな水槽があります。始めはその小さな水槽が掛かり湯なのかと思いましたが、冷たい水が注がれています。どうやらこれが源泉のようです。チョロチョロと注がれていて、脇にはコップも用意されています。試しに飲んでみましたが、特に気になる特徴もなく、山の湧き水って印象ですかね。さて、浴槽の方ですが、こちらもチョロチョロと湯が注がれています。
加熱しているのでしょうが、循環はしていないようで注がれている分だけ溢れ出ているようでした。湯はけっこう熱めで、ジーンと来ますが、熱すぎる場合は水槽の水でうめることもできるようです。せっかく沸かしたものをうめるのも気が引けたのでそのまま入りました。入れないほど熱いわけでもないので、さっぱりとした熱さが心地いいです。湯舟に浸かるとザザーッと湯が溢れ出るのも、豪快です。そういえば、この湯舟は意外と深さがあります。
股上ぐらいまであるので、どっぷりと湯に浸かるという印象です。それにしても本当に静かな雰囲気です。まるでここだけ時間が止まってしまっているかのような、ゆっくりとした時間の流れを感じました。素朴なのに、ところどころ洒落た雰囲気があり、とても気持ちよく湯を楽しむことができました。きっとこれからも登山客の癒しの湯として親しまれていくことでしょう。





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