新野地温泉・相模屋旅館(福島県) 
しんのじおんせん・さがみやりょかん

DATA
所在地福島県福島市土湯温泉町
入浴 2011年9月
泉質 硫黄泉
泉温 源泉88.0度
PH 6.30
蒸発残留物127.2mg/kg
形態 温泉旅館 男女別
効能 胃腸病・心臓弁膜症・慢性皮膚炎・慢性関節リュウマチなど
露天風呂あり
開放度☆☆☆☆☆
清潔度☆☆
気軽度☆☆
野趣度☆☆☆☆
秘湯度☆☆☆
異色度☆☆☆
湯治度☆☆☆☆
景色 ☆☆☆☆
総合評価☆☆☆☆

福島方面から国道115号線の土湯トンネルに入らずに県道に入って磐梯吾妻スカイライン方面に向かうと野地温泉や新野地温泉、赤湯温泉などの温泉があります。それまで何もない山道だったのに突然、とても大きな温泉旅館が見えたりするので驚きます。相模屋旅館は新野地温泉となっていて、こちらも大きく立派な宿となっています。
ところが野趣溢れる野天風呂が自慢となっていて、そのワイルドな雰囲気を求めてたくさんの入浴客が訪れるのだそうです。辿り着くと、やはり立派な面構えの宿に驚きますが、本当にそんなワイルドな露天があるのか不安になります。館内に入るとフロントがあり、浴場はその奥へと案内が出ていました。廊下を進んでいくと、階段があり、そこをさらに奥へとすすんでいくと、段々と温泉情緒が濃くなってきました。
なんでしょう、湯治場のような雰囲気になってくるのです。ようやく浴場入口に辿り着くと、玄関のような綺麗な雰囲気ではなく、素朴で質素な雰囲気となっていました。まずはここに男女別の内湯があります。内湯は簡素な棚の狭い脱衣場があり、そして湯治場の共同湯のような木造の浴室がありました。なんでしょうねこの雰囲気は、洗い場なんかステンレスの流し台のようなものが並んでいて、鄙びた雰囲気もたまりません。
湯舟はひとつですが、大きくはないものの狭くもありません。トロトロと白濁した湯が注がれ、溢れ出ていました。熱い湯かと思いきや、わりとぬる目というかちょうどいい温度です。加水しているような感じでもないので、うまく温度を調整しながら注がれているのですかね。内湯はガラス窓がありますが、山の裏の荒地を眺めるような感じです。
ところがその奥に濛々と白煙があがっているのが見えます。どうやら源泉のようですね。これもまた温泉情緒を盛り上げてくれます。この浴場だけでも十分に雰囲気がいいのですが、ここの人気は露天風呂です。内湯とは別にあります。露天は建物を出て外を少し歩いた先にありました。先ほどの白煙をあげていた源泉の近くのようです。右手に女湯があり、左手前に男湯があります。
こちらはワイルドというか簡単な湯舟に簡素な囲いがあるだけで、非常に開放的なムードです。白煙は勢いがすごく、ここまでゴーッという音が聞こえてきます。脱衣所はこちらも簡易的な棚があるだけです。野原に湯舟があるような印象ですかね。とにかく山の中で優雅にそして開放的に湯を楽しめました。白濁した湯は内湯と同じく首から下は見えないほどはっきりと濁り、しっとりとした感触と硫黄泉特有の軽い臭いがありました。
ぬる目の湯なのでいつまでも浸かっていたくなるような湯です。寒い季節ならば余計に長く浸かってしまうことでしょう。歓楽要素のない山の宿なので、湯治目的で逗留している人も多いと聞きます。胃腸、神経痛の名湯として昔から親しまれているとのこと。優雅なのに質素、そして何もないのに贅沢、そんな印象の宿でした。





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