湯宿温泉・湯本館(群馬県) 
ゆじゅくおんせん・ゆもとかん

DATA
所在地群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉甲
入浴 2011年9月
泉質 ナトリウム・カルシウム−硫酸塩温泉
泉温 源泉62.7度
PH 8.3
形態 温泉旅館 混浴
効能 動脈硬化・きりきず・やけど・慢性皮膚病など
露天風呂なし
脱衣所あり(男女兼用)
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度
穴場度☆☆☆
鄙び度☆☆
秘湯度☆☆
素朴度☆☆☆
異色度☆☆☆☆
景色 
総合評価☆☆☆☆

群馬県から新潟県に向かう国道17号線は、越後と江戸を結ぶ三国街道として古くから親しまれています。峠に向かう途中にはいくつもの温泉街がありますが、猿ケ京温泉の少し手前に湯宿温泉という素朴な温泉街があります。歓楽的要素のない静かな温泉地ですが、集落にはいくつかの共同浴場と旅館が並んでいて、温泉街を形成しています。温泉の歴史はとても古く、仁寿2年(852)の2月8日に開湯したと言い伝えられているそうです。
1200年も昔なのに、日にちまでしっかりと伝えられているところが凄いですね。湯本館はその源泉を敷地内に持つ、その名のとおり湯本です。静かで素朴な雰囲気はあるものの、風格ある佇まいです。源泉掛け流しの温泉が楽しめるということだけでなく、地産地消の旬の贅沢な食事も自慢の宿だそうです。今回は立ち寄りでの入浴となりましたが、宿の主人も丁寧でとても雰囲気のよさそうなところです。
ロビーを過ぎると、廊下の先に大浴場があるようです。案内に従ってすすんでいくと、窓の外には裏山が迫っていました。その裏山には洞窟があり、どうやらそこが源泉のようです。浴場前までやってくると、そこには扉が2つありました。どちらかが男湯で、もう一方が女湯なのだろうとは想像つくのですが、扉には書いてありません。まごまごしていると目の前の扉から女性が出てきました。
では反対側が男湯の入口だろうと中に入ると、そこは同じ脱衣所になっていました。あれっ?では男湯はどこだ?と見渡しますが、それらしき入口がありません。脱衣所のカゴを見ると、どうみても男物の衣服が脱いであります。なんとここは混浴なのでした。入口が2つあっても、脱衣所が一緒だとやはり入りづらいですよね。わりと広めなのがせめての救いですかね。
浴場に入ると、こちらは円形の湯舟が中央にドンと構えた、シンプルな内湯があります。ちょうど先客の男性もあがってしまったので、ラッキーなことに貸切状態です。湯舟は直径が3メートルほどの円形で、トロトロと湯が溢れ出ています。湯舟の奥には白っぽい付着物のついた石がゴロゴロとしています。白いのは温泉の成分によるものでしょうが、なんとも見事なできばえです。
そしてどうやらそこから湯が注がれているようです。また、その湯も飲泉ができるようで、柄杓とコップが用意されていました。無色透明の綺麗な湯だけど、微妙な玉子臭のあるマロヤカなお湯です。また、熱いと評判の湯ですが、さっぱりとした熱さで、浴後に爽快な気分になる湯です。それにしても本当に静かです。湯は湧き出るように注がれているので、湯の注がれる音がなく、静寂の中で湯を楽しみました。
温泉地としては知名度が低いためか、それほど混雑するようなところでもなさそうなので、混浴でも入りやすいかもしれませんね。湯治場的な雰囲気もなかなかのもので、純粋に温泉や雰囲気を楽しむのにはもってこいです。ゆっくりとした時間の流れを楽しむなんて、現代人にとっては贅沢な過ごし方なのでしょう。ちなみに、女性専用の浴場や貸切風呂もあるそうです。





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