白浜三段壁洞窟内・湧泉洞(和歌山県) 
しらはまさんだんへきどうくつない・ゆうせんどう

DATA
所在地和歌山県西牟婁郡白浜町三段
入浴 2011年8月
開放度
気軽度☆☆
穴場度☆☆☆
秘湯度☆☆☆☆
異色度☆☆☆
総合評価☆☆☆

南紀白浜は紀伊半島を代表する観光地のひとつです。温泉あり、海水浴場あり、遊園地あり、景色ありと、みどころ満載です。温泉街からもクルマで数分のところにある三段壁(さんだんべき)は、迫力ある断崖絶壁が見事な景勝地です。高さが50〜60メートルもある岩壁が続き、かつては自殺の名所としても知られていたそうです。
ちなみに岸壁には断層のような荒々しい模様があるので、これが三段壁の名前の由来かと思いきや、魚群を見つける監視場(見段(みだん))があり、これが転じて(みだん→さんだん)となったという説が有力なんだそうな。そんな迫力ある絶景ポイントですが、実はここには地下におりるエレベータがあるんです。
上から見下ろすとわかるのですが、断崖の下には洞窟があるんです。しかも、この洞窟は源平合戦で知られる熊野水軍の舟隠し場だったという伝説があるそうです。エレベータは断崖のすぐ内側にあります。神社のような建物に入っていくと、エレベータがあります。下りるには有料ですが、こんな施設はそう滅多にあるわけでもないので観光ついでに下りてみましょう。
下りると、洞窟内はそれなりに奥行きがあって、入り組んでいます。かつては鉛の採掘場としても利用されていたそうです。また、洞窟の海側には激しく打ち寄せる波を目の前見ることができ、とても圧巻です。また、洞窟では突如として煌びやかな装飾に目を奪われる、牟婁大辯財天(むろだいべんざいてん)があります。
とても幻想的なムードに圧倒されてしまいそうですが、なんとこの脇には温泉があるのです。おおっ、ようやく本命の温泉に辿り着きました。温泉といっても入浴できる湯舟があるわけではありません。洞窟の中でコンコンと湧き出る温泉ですが、触るだけでなく飲泉もできるという飲む温泉です。「秘湯 湧泉洞」と書かれた立て札が妙にそそりますね。
胃腸病に効果があるとのことですが、さっそく飲んでみると、生暖かくてしょっぱいというか、けっこう苦味というか、一言でいうと不味いです。でも、龍の口から湧き出ているというのも、なかなか憎い演出ですね。それにしてもこんな意外なところに温泉とは恐れ入りました。実際、私もここに辿り着くまでこんな温泉があるとは知りませんでした。
たまたま観光で洞窟を下りたのですが、意外なところで温泉を発見したのでとても驚きました。でも、温泉目当てでなくても、歴史的な価値があり、また景勝地としても十分に楽しめる洞窟ですので、是非ともぶらりと立ち寄ってみてください。





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