田野温泉・田野の湯(山梨県) 
たのおんせん・たののゆ

DATA
所在地山梨県甲州市大和町田野
入浴 2010年11月
泉質 単純硫黄泉
PH 10.3
形態 福祉施設 男女別
露天風呂あり
開放度☆☆☆
清潔度☆☆☆
気軽度☆☆
穴場度☆☆☆
景色 ☆☆☆
総合評価☆☆☆

中央本線の甲斐大和駅から3キロほど、武田家終焉の地として知られる景徳院の近く、田野の山間に湧く温泉が田野鉱泉です。明治時代から湯治場として親しまれていたようですが、非常にひっそりとしたところにさりげなくある鉱泉です。現在は福祉センターとなっていますが、「一般入浴大歓迎」と書かれた札があり、立ち寄ってみることにしました。
そんなに大きな施設でもなく、デイサービスなど、老人福祉の施設となっているので、見た目にも一般向けでないのがわかります。館内に入ると事務所と受付がありますが、ここで入浴料金を払って手前の階段を下りて行くと浴室がありました。平日の午後に訪れたのですが、先客がひとりいるだけで他に人の気配がありません。先客は「一般客用休憩室」と書かれた部屋でのんびりとテレビを観ていました。
さて、浴室に向かいますが、最初に入ろうと思った扉はトイレでした。あれっ?どこに浴室があるのかな?と思ったら、廊下の途中にある扉がそうでした。よく見ればわかるのですがちょっとわかりづらい扉ですね。脱衣所は棚にカゴが並んでいて、少しですがコインロッカーもありました。小ぢんまりとしながらも清潔的な印象です。浴室に入ると、思ったよりも広めの内湯がありました。
タイル張りのオーソドックスな浴室で、洗い場は三つあります。洗い場にはそれぞれ大きな手すりがついているのが、福祉センター特有のつくりですね。壁には緊急用の呼び出しボタンもありました。湯舟は横に細長く、ジェットバスもついています。無色透明の湯で、見た目にはインパクトがないのですが、さっそく浸かってみると、いきなりツルッとした浴感につつまれます。
福祉センター系の温泉は、消毒臭が強くて源泉の特徴が著しく失われてしまっているケースが多いのですが、しっかりとツルツルとした浴感で存在感をアピールしていました。つづいて露天風呂へと向かいます。こういった施設に露天風呂があるというのも珍しいかもしれません。小さな露天ですが、開放感たっぷりの岩風呂です。目の前は谷になっていて、山の景色を眺めることができます。
ちょうど紅葉シーズンということもあり、目の前の山はオレンジ色に染まっていました。冷たい風を浴びながらの入浴はとても気持ちがよかったです。あまり期待していなかったのですが、これは本当にいい湯だと感じました。それにしても他に利用客がいないのがもったいないくらいです。わりと穴場の温泉施設なのかもしれません。気軽に立ち寄れるので、是非とも入浴してみてください。





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