川治温泉・東山閣(栃木県) 
かわじおんせん・とうざんかく

DATA
所在地栃木県日光市川治温泉川治
源泉名川治共同源泉(薬師の湯3号)
入浴 2010年11月
泉質 単純温泉(低張性弱アルカリ高温泉)
泉温 源泉44.0度
湧出量毎分293リットル
PH 7.6
蒸発残留物372mg/kg
形態 温泉旅館 男女別
露天風呂あり
開放度☆☆
清潔度☆☆☆☆
気軽度☆☆
景色 ☆☆
総合評価☆☆☆

鬼怒川温泉からさらに鬼怒川を遡っていくと、ひっそりとした落ち着いた雰囲気の川治温泉に辿り着きます。享保8年(1723)の大洪水の後に発見されたという温泉で、以後湯治客に親しまれ温泉街へと発展してきたそうです。「お宿 東山閣」は、温泉街の上流側、川治湯元駅に向かう高台にある温泉旅館です。鉄筋の中規模程度の宿で、外観は少し古びかけている印象もありました。
外観に関しては曇り空のせいで陰気な雰囲気があったのかも知れませんが、館内に入るとそれは払拭されて雰囲気のいい和風旅館という感じでした。浴場は館内2階にあります。エレベータホールから宴会場を抜けた廊下の先に浴場の入口があります。男湯は内湯が「千両」、露天が「入り鉄砲」。女湯は内湯が「万両」、露天が「出おんな」とネーミングされています。
どちらも内装はそんなに変わらないようですが、趣きを感じさせていました。脱衣所はわりと小ぢんまりとしたシンプルなものです。さっそく浴室に入ると、片側壁際に洗い場がズラッと並び、反対側に大小2つの湯舟が並んでいました。小さい方はジェットバスがついています。浴室内は照明の薄暗く、壁の岩が独特の雰囲気があるので、不思議な安らぎを覚えます。
壁に使われている石材は、インドの砂岩だそうで、とても暖かみのある質感です。体をサッと流して湯舟に浸かりますが、大きい方はちょっと熱めになっていました。無色透明でほとんど癖がありませんが、沢水のような軽い感じの鉱物臭があるような気がしました。ジェットバスの方は、少しぬる目になっていたので、こちらは長湯に向きそうです。続いて露天風呂へと向かいます。
露天は裏山が迫るように狭いところに造られていますが、狭苦しさはなく、むしろワイルドな演出に感じます。巨石を並べた岩風呂ですが、上下二段になっていて、上の湯舟から下の湯舟へと流れ出る様子もまた、風情を感じます。岩の間からサラサラと流れ落ちるように湯が注がれ、周囲が木々に囲まれているので、隠れ湯のような雰囲気さえ感じられ、ザワザワとした森の風の音と、湯の流れる音だけが木魂していて落ち着いた気分になれました。
湯は上の段の方が熱い湯で、下の湯はぬる目になっています。ぬるいのでゆっくり浸かっていられるだろうと思ったら、けっこう汗が出てきて体がジワジワと熱くなってきます。けっこう温熱効果も高い湯のようです。脱衣所には大きくて強力な扇風機があり、これがとても役に立ちました。あらためて温泉の効果に驚いたのでした。





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