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千曲川西岸に広がる戸倉上山田温泉は信州でも最大級の歓楽温泉街で、大きなホテルや旅館、土産物屋などが建ち並んだ賑やかな温泉地です。戸倉上山田温泉は、北側の戸倉温泉と南側の上山田温泉を総称して戸倉上山田温泉と呼ばれていて、かつてはそれぞれ独立した温泉地となっていました。ホテル晴山は、上山田温泉の山側に建つオリジナル季節料理と飲める温泉が自慢の宿です。
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平成のバブル崩壊後、全国の歓楽温泉街は時代の流れについてゆけずに急激に衰退したところが多かったが、この戸倉上山田温泉もそのひとつといった印象がありました。周囲の宿も週末でも空室の多さが目立ち、かつての活気を感じられない、哀愁漂う温泉街という雰囲気でした。しかし、豊富な湯量と泉質の良さから根強いファンもおり、逆に人の少ない落ち着いた雰囲気をじっくりと味わうことができます。
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ホテル晴山も鉄筋の大きな建物ですが、屋上の看板は少し錆び付いていて見た目に古さは否めない感じの宿でした。館内の設備はそれなりに充実しており、かつての繁栄が偲ばれます。浴場は建物の4階にありました。脱衣所は棚に籠があるだけの非常にシンプルなものです。浴場は内湯のみで露天風呂などはありません。
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浴場の扉を開けるといきなりムッとした熱気とともに硫化水素の臭いが鼻をついてきます。塩素の臭いでもシャンプーの匂いでもなく、真っ先に温泉の匂いに包まれるというのはとても嬉しいことですね。浴室は湯舟が窓側にあり、洗い場は壁側に並んでいました。カランの金属部分はすべて真っ黒に変色しているのに驚きますが、これは温泉の成分による化学変化のようです。
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湯舟は少しずつ掛け流されているようで、熱めの湯がトロトロと注がれていました。その湯口周辺にはたまごスープのような白い繊維状の湯ノ華が沢山こびりついています。源泉がしっかりと活かされている証拠ですね。湯の色は無色透明でほとんど味覚などはありませんでしたが、口に含むとフワッと硫黄泉の香りが漂いとても満足です。
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確かにちょっと熱めでしたが、美肌の湯としても効果があるようで、沁み込むような感覚も嬉しいです。浴場は大きな窓があり、また天井が半透明なのでとても明るい空間となっています。温泉街にあるので景色を楽しむような感じではありませんが、ゆっくりじっくりと温泉を楽しみたいものです。
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