川内高城温泉・共同湯(鹿児島県) 
せんだいたきおんせん・きょうどうゆ

DATA
所在地鹿児島県薩摩川内市湯田町
入浴 2005年12月
泉質 単純硫黄泉
泉温 源泉52.1度
PH 9.2
蒸発残留物0.2392g/kg
形態 共同浴場 男女別
効能 神経痛・肩こり・リウマチなど
露天風呂なし
開放度
清潔度
気軽度☆☆
地元度☆☆☆☆
鄙び度☆☆☆☆
秘湯度☆☆☆
素朴度☆☆☆☆☆
異色度☆☆
景色 
総合評価☆☆☆☆

川内高城温泉はとても小さな温泉地ですが、小さな旅館や土産物屋など素朴な昔ながらの温泉街が今なお残る温泉街です。温泉としての歴史は古く鎌倉時代の書物にもその名を見ることができるそうです。明治維新の政治家、西郷隆盛もよく利用していたそうです。そんな素朴な温泉街の一角にあるのが、共同湯です。特別に付けられた名称も無く、単なる共同湯と呼ぶらしいです。
共同湯と書かれた商店の路地を入るとすぐ入口があります。共同湯とは書いてありながらも、ちょっとわかりづらい入口です。料金はその共同湯の商店で払います。共同湯側にも小さな窓がありますが、表で払うか裏で払うかの違いだけのようです。路地から扉を開けて中に入ると路地に沿って廊下があり、手前側が女湯、奥が男湯になっていました。
それにしてもこの鄙び具合といい、かなりの年季を感じ、とても味が出ています。そんなことから、一般の観光客向けではないことが伺えます。廊下のすぐ横は浴室ですが、壁がちょっと低いので声がよく通ります。女湯の方からおばさま方の世間話が聞こえました。扉を開けるとすぐに脱衣所です。壁に棚がついているだけの非常にシンプルなもので、脱衣所の目の前はすぐに湯舟になっています。
脱衣所と浴室との間には仕切りなどは特にありませんが、浴室の方が一段低くなっています。湯舟や床は小さめのタイルが貼り付けられた昔ながらのものでした。何種類かの小さなタイルが細かく敷き詰められています。湯舟は2つに仕切られていて、浴室の隅にある湯の溜め口からパイプで流れ注がれていました。脱衣所側の湯舟の方が少しだけぬる目になっていました。
ぬる目とはいっても45度程あり、かなり熱い湯です。奥の湯舟はさらに2度ほど高かったです。注がれている源泉は52度ほどありました。それらの湯がトロトロと静かに掛け流されているのです。湯は飲泉もできるのか、柄杓が用意されていました。口に含むとフワッと硫化水素の臭いがします。味はほとんど感じませんでした。湯はほとんど無色透明ですが、湯舟ではほんの微かに濁っている気もします。
それから湯舟のタイルはややぬめりを感じます。ツルツルとした感じがするのですが、洗っていないというのではなく、温泉の成分によるもののようです。湯舟の中ではフワフワと綿のような湯の華も確認できました。大人しいイメージの湯ですが、十分に個性的な湯ですね。薩摩川内市とはいえ、街の中心地からは外れた山の中にある温泉街で、この温泉街だけ、時代の流れから取り残されたような懐かしさの漂う温泉街でした。





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