湯の泉温泉・露天風呂(群馬県) 
ゆのせんおんせん・ろてんぶろ

DATA
所在地群馬県吾妻郡中之条町
入浴 2000年6月
泉質 単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
形態 野天風呂 混浴
効能 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺など
露天風呂あり
脱衣所なし
開放度☆☆☆☆☆
穴場度☆☆☆☆
野趣度☆☆☆☆☆
秘湯度☆☆☆☆
疲労度☆☆
景色 ☆☆☆☆
総合評価☆☆☆☆☆

群馬県の西北部、四万温泉のさらに奥にある秘湯の野天風呂が「湯の泉温泉」です。四万温泉街を抜けていくと、巨大な四万川ダムが見えてきますが、さらにその上流へと向かい、湯の泉橋を渡った先の川沿いにポツンとさりげなく佇む、超ワイルドな野天風呂です。なぜこんなところにポツンと湯舟だけあるのか不思議に感じますが、この温泉はダム建設に伴う地質調査の際に発見された温泉なのだそうです。
ぬるくない程度のちょうどいい温度の温泉が、滾々(こんこん)と湧き出ていて、なんとも不思議な気分です。でも晩秋から春先ぐらいまでは、ぬるすぎるかもしれませんね。湯は無色透明の綺麗な湯で、サラサラっとした滑らかな湯です。すぐ脇には渓流が流れ、周囲は完全な緑に囲まれています。脱衣所もなければ、男女の区別もなく、ただ石組みされた湯舟がポツンとあるだけです。
ちなみに最初訪れた頃は、ダム周辺を工事している最中ということでダムの下にはゲートがあって一般の方は訪れることができませんでした。しかしながら、野天風呂は登山道の途中ということもあり、登山の装備をしていけばゲートを通って湯舟へと辿り着くことができるのです。ダム下側のゲートからは徒歩で30分ぐらい到着します。とはいえ、ダンプカーは通るし、発破工事が行われていたり、資材が路肩に積まれていたりと、危険な場所もあるので注意していかなければなりません。
そんなこともあって、そのワイルドさは格別で、さまに秘湯中の秘湯とも呼べる佇まいなのでした。当然のことながら自噴でモコモコと湧いているだけなので、24時間入浴可能なわけですが、照明はないし、また野生動物がまだ沢山うろついて危険ということで、夜間は訪れない方がいいと工事関係者にも言われました。ちなみに、湯舟の下の川底からも湧いているようです。
湯舟の少し上流の底の大きな岩には、ドリルで試掘された直径2センチほどの穴があり、そこからも湯が湧き出ているのが確認できました。それにしても本当にのどかで優雅です。とても気に入ったので何度か訪れましたが、気が付くと湯舟が少しグレードアップして、気持ち立派になっていました。また、そのすぐ脇にはポンプ小屋があって、そこから湯を汲み上げているような音がしています。
その汲み上げた湯は、ダムの傍らに新設された温泉施設「こしきの湯」まで引き湯されているとのことでした。きちんとした温泉施設ができたということで、この湯舟はどうなるのか心配でしたが、やはりその後に閉鎖されてしまったようです。中之条町観光協会の話によると、平成16年(2004)に閉鎖して湯を止め、今では湯舟も解体されてしまっているとのことでした。寂しい気もしますが、多くの人に知られるにつれ、管理や維持が困難になっていったのでしょう。非常に残念ですが、温泉施設の「こしきの湯」は健在なようなので、そちらで温泉を楽しむことにしましょう。[2004年閉鎖]





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